世論調査だけでなく、社説でも図に乗る朝日さん<最低投票率
もう、「バカ暴走中」としか言いようがない状況だ。
国民投票法案、79%が最低投票率は必要 朝日新聞調査 (朝日さん 07.04.16)
朝日新聞社が14、15の両日実施した全国世論調査(電話)によると、憲法改正の手続きを定める国民投票法案について、 「投票率が一定の水準を上回る必要がある」と考える人が79%に上った。法案の今国会での成立には「賛成」40%、「反対」37% と意見が分かれた。安倍内閣支持率は40%、不支持率は38%で、前回調査(3月31日と4月1日)の37%対43%から回復した。 支持が不支持を上回るのは、1月以来3カ月ぶり。
13日に衆院を通過し、参院で審議が始まった国民投票法案には、改正のために必要な最低投票率などの規定は盛り込まれず、 有効投票の過半数の賛成があれば、投票率の高低にかかわりなく、憲法改正が成立する。質問では、 こうした説明をした後、投票率が一定の水準を上回る必要があるかどうかを聞いたところ、「必要」 が多数を占め、自民、 公明支持層でもほぼ8割。民主支持層では9割近かった。
(後略)
この、略した後半を含めても、
・じゃあ、どのくらいの投票率で「国民投票成立」とみなすのか
については一切触れていないし(そもそも、このことを聞いているのかどうかさえわからない)、
・「最低投票率を下回れば、国民投票自体が成立しない」ということは、投票に行かないこと自体が「改憲反対」 と同じ意味になる
ということも「説明」しているのかどうかわからない。 まあ要するに「穴だらけ」の世論調査なのだが、この「穴だらけ」 に気をよくしたのか、社説でも語り始めたよ、さすが朝日さんである。
※ いつものように「後でまとめてツッコミを入れる」にはあまりにもレベルが低く、かつ量が多くなるので、 今回は逐次的にツッコミを入れていく。一段右に下がっているのが、社説の本文である(よくわからなかったら、 リンク先を一読してから読み直してほしい)。
国民投票法案―最低投票率を論議せよ (朝日さん 社説 07.04.19)
憲法改正の手続きを定める国民投票法案について、 無視できない世論が明らかになった。
「投票率が一定の水準を上回る必要がある」と考える人が79% にも達し、 「必要がない」の11%を大きく引き離した。朝日新聞社の世論調査である。
…いや、だから、「どのくらいならいいのか」についての調査はしなかったの? ただ「必要ある」が79%もあるから、 被調査者の理解度はどうでもよくて、ただ「民意だ!」と騒ぎたいだけではないの? 違うというのなら、もう少し具体的な調査をすべきでは?
国民投票法案の審議は参院に舞台を移したが、 衆院を通過した与党案にも、 否決された民主党案にも、投票が成立するための投票率に関する規定はない。
共産、 社民両党は一定の投票率に達しなければ投票自体を無効にするという最低投票率制の必要性を指摘してきた。しかし、 これまでの審議では突っ込んだ議論にならなかった。
たとえば韓国では、 有権者の過半数が投票しなければ無効になる。英国では、有権者の40% が賛成しないと国民投票は成立しないという最低得票率のハードルを設けている。
…で、それが何か?
「韓国基準」でも、有権者の過半数の、そのまた過半数が賛成すれば憲法改正が可能ってこと?じゃ、「有権者の25%を越えれば」 憲法改正ってことか。
(4.22修正)イギリスの憲法は、そもそも「不文憲法」 であり、この不文憲法を構成する、「過去の議会決議や通常の手続きで作られた法律の集まり」を変えるときには、 そもそも国民投票を必要としないのだが。要するに、イギリスは、憲法を変えるときに、そもそも国民投票を必要としないのである。
朝日さんたら、こういう「都合の悪いこと」は、一切言わないわけね(苦笑)。
…しかも、韓国基準程度なら、筑紫哲也などがブツブツ言っている言い回しと何ら変わりないが。
> 従いまして、仮に投票率が50%ぐらいでそのうち過半数の、 つまり4人に1人よりちょっと多い部分が賛成ということになると、憲法は改正できるということになります。
上記の韓国基準でも、「4人に1人よりちょっと多い部分が賛成ということになると、 憲法は改正できるということになります」が、何か?
この調査を受けた被調査者は、こういう「他国の制度」を理解した上で、「最低投票率制」に賛成しているのかねえ?これについても、 この社説でも、先の記事でも、全く触れていない。
えーと、朝日さんは、「衆愚」の御輿に乗ってご満悦なだけですか??
国のおおもとを定める憲法の改正では、 主権者である国民の意思をどれだけ正確に測れるかが重要な論点のはずだ。 憲法96条は国民投票で過半数の賛成による承認が必要としているが、 あまりにも少数の意見で改正される恐れを排除するには最低投票率制は有効だ、と私たちも考える。
仮に投票率が4割にとどまった場合には、 最低投票率の定めがなければ、 有権者のわずか2割の賛成で憲法改正が承認されることになる。それで国民が承認したとは、 とうてい言えまい。
…いや(笑)。あなたたちが挙げた、「韓国」でも、有権者のわずか25%以上の賛成で憲法改正が承認されるのですが。 「2割なら良くないが、2割半なら良い」というのが、朝日基準なのかね??
もしかして、「有権者の5割の賛成で、憲法改正」と言いたい?だったら、 投票率100%にならないと、そんな数値は出ないし、「有権者の5割」という目標を達成したいのなら、それは「最低得票率」 という議論であって、そもそも、 「最低投票率」を定めること自体に、意味がないのですがね。…ま、朝日さんには、 この程度のこともわからないか。新聞作ってるくせに、頭使ってないねえ(苦笑)。
→最低得票率と、最低投票率の違いについては、当ブログの過去記事のこちらを。
与党や民主党には、否決を狙ったボイコット戦術を誘発するとか、 国民の関心が低いテーマでは改正が難しくなりかねない、といった反対論が根強い。だが、主権者の意思を確かめることが、 いちばん大切なのではないか。
…いや(笑)。反論になってないのだが。「ボイコット戦術は起こらない」となぜ反論できないの?それは、 ボイコット戦術が起こりかねないからだろ?…頭悪すぎるな、この反論のしかたは。
どうしても憲法改正を急がねばならないテーマが目の前にあるわけではない。 与野党の合意が得られない今回の法案は参院で廃案にし、参院選のあとの静かな環境のなかで改めて議論し直すべきだ、 と私たちは主張してきた。
…いや(笑)。朝日さんは、憲法改正がテーマになるたびに「今やる必要はない」と言い続けてきたのでは?じゃ、いつやるの?
賭けてもいいよ。朝日さんは、参議院選挙の後は、 「与野党の議席が拮抗している中では、憲法改正の発議が起こることもない。だから、今あわてて議論すべきではない」と言うだろうと。
すごいね、議員の任期をまたいだ牛歩戦術を、朝日さんは仕掛けてるわけだね(笑)。
違うというのなら、「例えば、北朝鮮情勢などの国際状況がいつ激変するかわからない。いつでも必要に応じて、 憲法改正の発議を行える環境を整えておくべきだ」という主張に対する反論をお願いしたいものだ。朝日さんには無理かねえ?
今回の調査では、 この法案をいまの国会で成立させることについて、「賛成」 が40%、「反対」が37%と二分された。
1カ月前の調査では、 今国会で成立させるという安倍首相の考えに「賛成」 の人が48%、「反対」が32%だった。 ふたつの調査を単純には比較できないものの、 時間をかけてでも与野党の合意を求める世論の広がりがうかがえる。
「どちらの調査でも、『賛成』が『反対』を上回っている」のだが、そういう書き方はできないのだね。さすが「朝日フィルター(C) ykimata氏」だ。
ゾウが100人乗っても大丈夫!朝日フィルターー!\(^o^)/ (マゼルナ危険)
国民の8割が一定以上の投票率が必要と考えている。なのに、 国会でほとんど議論がなされていない現状は、これまでの審議から重要な論点が抜け落ちていたことを与野党に突きつけている。
被調査者が、どれだけ質問の意味を理解して答えているかという、 朝日さん的には必ずつっこむような点をあえて無視して、結果の数字だけを挙げて与野党に何か突きつけた気になっているのは、
「無関心が真実を見えなくしている」
などと、偉そうにCMを流している朝日さんが、自ら反面教師になってバカ踊りをしているということかね?
この調査結果に、一番無関心なのは、朝日さんであろうに。
今の日本人になら、「韓国に対馬を領土として譲ってもいいですか?」 という質問にも、過半数が「賛成」と答えるのでは??… これはマジで冗談にならないか?日教組教育の賜だね。
あ、「日本には独島は不必要ですか?」と聞けば、きっと8割以上が 「Yes」と答えるだろうな。
この問題のほかにも、メディア規制の問題、 公務員の政治的行為の制限など、 論議が不足している点は数多い。
参院選で安倍カラーを打ち出すためにといった与党の思惑で、 強引に成立を急ぐようなことがあってはならない。
時間というファクターを、政治において重要だと思えない人や新聞に、政治を語る資格はないよ。
いつ、「政治的環境」が激変するかはわからない。これが、戦後の日本がいやおうなしに体験してきた「教訓」であろうに。
湾岸戦争しかり、9.11しかり、北朝鮮ミサイル発射しかりである。
朝日さんには、どうやら「トリ頭」程度の知能しかないようである。
…と、ツッコミを入れてきたが、「社説は論理的文章の模範にはならない」の、まさに模範となるような社説であった。
新学期になり、「論文教育」と称して、また今年も数多くの高校で「新聞の社説を書写したり要約する練習」をさせられている高校生が、 数万人単位で出てくるのだろうな…まさに、そういう高校生こそ、 今の教育の最大の犠牲者である。これが、「入試で出る新聞no.1」などと大いばりの「朝日クオリティ」なわけだよ。 私の担当生徒には、絶対にそんなことは言わない。「新聞の社説は絶対にまねるなよ!」と、しつこく言い続けている。そして、 社説を写せとか、社説を要約せよと言っている教師を、私は一切信用していない。
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