ライブドア関連

2007-03-22

堀江を必死に擁護するサンプロの姿勢+宮内も今日判決、実刑が出る

 今さらながら、録画しておいた18日のサンプロ(サンデープロジェクト)を見た。ほぼ2/3が、 当日朝に堀江を呼んで収録しておいたライブドア問題特集であった。なぜここだけ、いつものように生でなかったのかも気になるところだ。

 今後少しずつ詳しく考えていきたいと思っているが、とりあえず気になったのが、番組全体を通して、サブリミナル的なものも含め、しつこく繰り返される「堀江擁護」という方向性である。 以前から「サンプロ(というより田原総一朗)は堀江擁護派だ」という声を聞いたことがあるが、私は、 そう見せかけて堀江をたくさん出演させようという、田原一流の作戦かと思っていた(※)。

 しかし、これはどうやら私の思い過ごしであったようだ。以下に挙げるような点で、 サンプロ全体を通して堀江を擁護している印象を受けた。

 

1. 序盤10分ほどをかけて、「日興コーディアルがなぜ上場維持なんだ!日興がこんな甘い処分なら、 ライブドアがこんなに厳しい処分を受けるなんてありえない!」などと、 「ライブドアを甘く処分しろ」方向のキャンペーンを張る。先週書いた堀江信者の主張と同じである。先週の記事に付け加えるなら、 大谷昭宏などが言っていたように、「日興をライブドア以上に厳しく処分しろ!」 となぜ言わないのか、ということである。サンプロの出演者は、田原も含めて、とにかく「ライブドアを甘く見ろ」 という方向のバイアスばかりかけたかったようだ。大谷のような主張をする論者は誰もいなかった。

 

2. 次に、あらかじめ堀江を呼んで収録したインタビューの放送に移ったが、あらかじめ司会者が争点と判決のまとめをしていた。 そこでは、

検察…首謀者は堀江

被告側…首謀者は宮内、堀江は状況を認識していない

判決…宮内被告が中心となって計画

とまとめていた。

 ちなみに、16日の読売の夕刊には

「堀江が中心的な役割を担い」、

と判決をまとめていたし、同じ朝日系列でも「朝日新聞」 では、

>被告はライブドアの創業者で、当時唯一代表権を有する代表取締役社長であり、筆頭株主でもあって、 グループ不動のトップとして君臨し、絶大なる権限を保持していた。LDMでの架空売り上げの計上については自ら実行を指示。それ以外の犯行も、宮内からの報告、提案を受けて、 これを了承し、最終的な決定をする形で関与している。いずれの犯行においても、被告が中心的な役割を担ったことは否めない。 被告の指示、了承なしには、各犯行の実行はありえなかった。

うーむ。朝日さんでさえ、堀江が「中心的な役割を担った」と記述している。サンプロでのまとめ方だけが、「宮内が中心」 と明言しているのか…。このあたりは、まとめ方として「許容範囲」と言えるのだろうか?

 

3. 後ろに座っていた高野孟も

「法律のグレーゾーンを開拓していくことに、資本主義のクリエイティビティがある」

という、東大の松原教授の発言を引用し、法律のグレーゾーンを「黒」と判断しようとする検察・裁判官サイドを批判することで、 堀江を擁護していた。 (いくつかやりとりがあった後、堀江は「僕はグレーゾーンとも思っていない」と発言し、 その後を聞きたかったが田原が切ってしまった…残念。)

 

 まあ、ここは「番組としての擁護」と言えないかもな。このあたりの判断は、素人目で見ても、高裁での重要な争点になりそうだ。 というのも、今回の判決は、このグレーゾーンに関して、堀江の行為がもたらした影響の大きさで「黒」と判断したのだと推測できるからだ。 朝日での判決要旨では、 この部分である。

>粉飾した業績を公表して株価を不正につり上げて、ライブドアの企業価値を実態よりも過大に見せかけ、株式分割を実施して、 人為的に株価を高騰させ、結果として同社の時価総額を短期間に急激に拡大させた。一般投資者を欺き、 その犠牲の上に立って企業利益のみを追求した犯罪で、目的に酌量の余地がないばかりか強い非難に値する。

(中略)

>各犯行は、多数の子会社などを擁する企業集団の最高経営責任者である被告や、最高財務責任者である宮内など、 経営陣が自ら直接主導するなどして組織的に敢行された。被告らは見せかけの成長にこだわり、短期的な企業利益のみを追求した。 虚偽情報にほんろうされる投資者への配慮といった、上場企業経営者としての自覚は微塵(みじん)も感じられない。

 このあたりの判断を不服として、被告の主任弁護士である高井康行が強く反論したことを、以下の記事にされてしまったわけだが。

 

「被害者いない」堀江被告の発言に抗議声明(読売 07.03.19)

 東京地裁で実刑判決を受けたライブドア前社長・堀江貴文被告(34)が18日に出演したテレビ番組で、 「証券取引法違反ということで、被害者は基本的にはいない」と発言したことについて、 ライブドア事件で損害を被ったとして堀江被告らに損害賠償を求めている株主ら原告側の弁護団と原告連絡会は19日、抗議声明を出した。

 声明によると、番組では、堀江被告のほか、主任弁護人も「被害者という言葉の使い方がおかしい。 米国には証券詐欺罪があるが日本にはない」などと発言。声明は 「原告には年金をライブドア株に投資して一瞬のうちに紙切れにされた者も多い。弁護士の発言は現実を見ない暴論だ」などと批判している。

 

 この記事に言及したブログがけっこうあったようだが、私としては、民事では「詐欺」として責任追及すれば良い話だと思う。 今回は刑事裁判であるから、「詐欺罪に該当する」という追及でないにもかかわらず、 あたかも詐欺罪に該当するかのような判決を下したのがおかしいという高井弁護士の主張(これは私なりの解釈だが)は、 論理としてはわからなくはない。あとは法解釈的にはどうかという話になるが、それは今の私にはわからない。

 

 話はずれてしまったが、田原を中心として、 堀江を必死に擁護するような方向性でこの特集全体が作られていたという印象を受けたということを書きたかった。

 まあ、以前はライブドア寄りだなぁと思っていた永沢徹弁護士のコメントが、今回の役割ということなのであろうか、 判決を基本的に支持するサイドに立って語っていたのは、サンプロの唯一の良心だったのかも知れない。

 

 そう言えば、速報で、宮内被告にも実刑判決が下りたと報じられた。朝日さんが詳しかった。

 

ライブドア宮内被告に懲役1年8カ月の実刑判決(07.03.22 朝日)

 ライブドアの連結決算を粉飾したなどとして、証券取引法違反の罪に問われたライブドア前取締役の宮内亮治被告(39)に対し、 東京地裁の小坂敏幸裁判長は22日、懲役1年8カ月(求刑懲役2年6カ月)の実刑判決を言い渡した。小坂裁判長は、 宮内前取締役について「粉飾決算を実行した中心人物」と指摘。 16日に同地裁で懲役2年6カ月の実刑判決を受けたライブドア前社長の堀江貴文被告(34)より刑期は短いが、「ナンバー2」 にも実刑判決が下った。

 このほか、元代表取締役の熊谷史人被告(29)に懲役1年執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)、関連会社 「ライブドアマーケティング」前社長の岡本文人被告(39)と金融子会社「ライブドアファイナンス」前社長の中村長也被告(39) にそれぞれ懲役1年6カ月執行猶予3年(いずれも求刑懲役1年6カ月)の判決をそれぞれ言い渡した。

 判決では、宮内前取締役について、(1)捜査段階から詳細な供述をして事件の解明に協力してきた(2) ライブドアの企業実態とかけ離れた業績予想値を設定した堀江前社長の期待に応えようとして犯行に及んだ、 などの前取締役に有利な理由を挙げたが、「それぞれの犯行の計画実行に至るまですべてを果たした。刑事責任は堀江に準ずるもので、 ほかの被告らに比べてとりわけ重い」として、実刑判決が妥当と判断した。

 堀江前社長より刑期が10カ月短いのは、 事件解明への協力や起訴事実をすべて認め、反省している態度などが考慮されたとみられる。

 同社株売却益の売り上げ計上について無罪を主張していた熊谷元代表取締役については、「株売却益の売り上げ計上が許されないことを認識しており、故意が認められる」 と述べ、元代表取締役側の「具体的な認識を有していなかった」とする主張を退けた。

 判決では、起訴事実をすべて認定。堀江前社長の判決と同様に、 「損失額を隠ぺいするような過去の粉飾決算事例と異なり、投資者に対し、 飛躍的に収益を増大させている成長性の高い企業の姿を示して投資判断を大きく誤らせた。一般投資者を欺き、その犠牲の上に立って、 企業利益のみを追求した犯罪だ」と指摘した。

 

 二審があるとまた変わるかも知れないが、堀江やライブドアに対する民事裁判へのマイナス影響はぬぐえないだろうな…。

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※ 昨年10月くらいに堀江が出演したときも、田原がいろいろおだてることで、「宮内には愛人がいるんですよ、あ、 言っちゃいけなかったか。ヘヘヘ」などの、人間として情けない「失言(そう思わないヤツも多いんだろうな~)」を引き出していた。 このあたりが私がそう思った根拠である。

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2007-03-17

堀江被告、一審は有罪、実刑2年6ヶ月 雑感

 まあ、裁判には残酷な側面がある。二審で無罪判決が出るまでは、世間的には「有罪判決を受けた堀江」 という扱いを受け続けなければならないのだから。堀江側から何を言っても「でも一審では有罪だったよね」とバッサリ切られる。 「堀江教信者 厳冬の時代」が始まる。

 

 今回の判決に対し、皮肉でひと言だけ言うなら、

「人の心は金で買えると言ってたが、裁判官の心は買えなかったね。」

となるだろうが、このひとことでは収まらない「不思議な反応」がちらほら。

 

★ 本気でショックだったっぽい弁護側と本人

 被告側の即日控訴は、有罪だったのだから当然だとして、不思議なのは弁護側と堀江被告自身の反応。 弁護士サイドも堀江被告もこの判決が「本当にショック」だったようで、裁判長による判決読み上げ中に、思わず熱いモノがこみ上げたようだ。

 

厳しい断罪、堀江被告「体調悪い」と一時退廷(読売 07.03.16)

(前略)

 強制捜査から1年2か月。一貫して無罪を主張してきた堀江被告は、ほおを紅潮させながら、 厳しい判決に聞き入った。

 午前10時、同地裁104号法廷。濃紺のスーツ姿の堀江被告は手を前に組み、正面を見据えた。小坂敏幸裁判長が一言ずつ、 言い聞かせるように主文を読み上げると、軽くお辞儀をした後、 顔をまっ赤にさせて席についた。

 入廷時には、余裕の表情を見せていた堀江被告だったが、厳しい判決にしばし、 ぼう然とした表情を見せた。気を取り直したように判決文を手にして、唇をとがらせてページをめくったが、時折、傍聴席の方を見るなど、 落ち着かない態度だった。

 午前11時10分、堀江被告は急に胸をトントンとたたきだし、裁判長に「体調が悪いんですけど」と訴えて退廷し、トイレに。 判決言い渡しが一時、中断されたが、5分後に法廷に戻り、読み上げが再開された。

 公判では、冗舌に自己弁護を繰り返したが、判決で、「多額の損害を被った株主らに謝罪の言葉を述べることなく、 反省の情は全く認められない」と批判されると、神妙な表情で裁判長の方を見やった。

 小坂裁判長は、判決読み上げ後、障害を持った子の親から、「堀江被告に生きる力をもらった」 という手紙が裁判所に寄せられたことを紹介し、「裁判所はあなたを有罪と認定しましたが、生き方すべてを否定したわけではない。 あなたの姿に勇気づけられた人がいることを思い、罪を償った上で再出発することを期待します」と語りかけた。閉廷後、 裁判長は何度も堀江被告の方に視線を向けたが、堀江被告が目を合わせることはなかった。

(後略)

 

意外な判決、と怒りあらわに堀江被告弁護人(読売 同日)

 16日、ライブドア事件の判決後、堀江被告の主任弁護人の高井康行弁護士が東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、 「あいまいな証拠を基に、非常に(根拠の)薄い事実を認定している。残念な判決だ」と、怒りをあらわにした。

 弁護側は、自社株売却益の一部を流用した宮内被告が検察のストーリーに沿った供述をしたと主張、判決も、この流用について 「強く疑われる」と認定した。

 この点について、高井弁護士は「検察の捜査や起訴が厳正さや公正さを欠いていることを認めているのに、おかしい。 実刑判決は常軌を逸している」とし、「堀江被告には事前に、『実刑は考えられない』 と伝えてあった。私にとっても堀江被告本人にとっても意外な判決だ」と述べた。

 堀江被告は判決を前に読売新聞の取材に応じ、「会社はもう、適当にやるのが一番いい。 自分の利益を追求していたら捕まらなかったと思うし、もう捕まりたくないんで、あんまり人のことは考えないようにしようと思ってます」 などと語っていた。

 

 実刑だと、保釈金をさらに積まなければならないところがいやなのだろうとしても、彼の個人資産は百数十億円もある( 「公判で明かしている」と週刊新潮)のだから、追加で2億円(合計5億円)程度など、痛くもかゆくもないだろうに。だとすると、 そもそも有罪だったことが、少なくとも堀江自身にとっては大きなショックだったのだろうか。

 昨日の記事でも引用したが、

── どちらも貸し株については、 重要な部分であるよね。
 はい。
── 記憶は再生できないの?
 はい。
── これは客観的事実ですよね。そうすると、裁判長として君の記憶がどこまで信用していいのか判断できない。 この記憶を再生できないと、君の当時の記憶はかなりあいまいなんじゃないの。

 このやりとりなども含め、「自分が社長として、宮内取締役(当時)の計画に『承認』を与える立場も能力もなかった」という立論 (一部のマスコミでは、「バカ殿作戦」と言われていた)が、本当に通ると思っていたのであろうか。彼が無罪になるとしたら、 偽計取引や粉飾決算のプロセス自体に違法性を認めないという理由になると私は思っていたが、上記の弁護側の発言を見ても、 何に不満なのかがよく理解できない。すなわち、

>あいまいな証拠を基に、非常に(根拠の)薄い事実を認定している。

とは、どこのことを指しているのかということだ。宮内の証言の信憑性が低くなれば、この「バカ殿作戦」が通るとでもおもっていたのか、 そこを含めて、よくわからない。

 テレビでは「なんでこれだけ裁判して検察の言うまんまなんだよ~」という、堀江自身のぼやきも報道されていたが、堀江と弁護側は、 検察側の何を突き崩したから無罪になると思っていたのだろうか。

 

 「自分はバカだからわかりませーん。だから宮内がやったんです。」という方針を貫く 「バカ殿作戦」が通じなかったから、彼らが本気で怒ったのだとしたら、こういう反応こそが彼らが「真性バカ」であることの証拠で、 ここをうまく使えば、二審は彼らにけっこう有利に展開するかも知れない(苦笑)。

 

 一応ツッコんでおくと、読売の取材に対しても

>自分の利益を追求していたら捕まらなかったと思うし、もう捕まりたくないんで、 あんまり人のことは考えないようにしようと思ってます

と答えているところを見ても、相変わらず堀江は、自分の発言の意味(バカ殿ががんばっているってどういうこと?) が理解できていないとしか思えない。これも、二審で有利に働くか?

 

★ 2chでは「日興と比べて不公平だ!」が多い。お疲れ?

例えば、

【ホリエモン実刑】 「おかしい」「意外な判決だ」「若い人が萎縮する」 堀江被告弁護人、 怒りの控訴★3

だと、

29 名前:名無しさん@七周年 投稿日: 2007/03/16(金) 23:29:38 7ynxI2fJ0

堀江は有罪で文句なし
だけど・・・
日興はなんで?誰も逮捕なし?
裁判所は金もらってるの?そうなんだ。だからタイホされないんだ。

48 名前:名無しさん@七周年 投稿日: 2007/03/16(金) 23:38:14 /l0vPl6WO

日興が上場維持で
堀江は実刑
笑えるwww

105 名前:名無しさん@七周年 投稿日: 2007/03/17(土) 00:04:03 PGamXrFnO

金で何でも買えると言った堀江。
金で行政の心を買った日興。
行政の圧力に屈した司法。
八つ当たりで堀江に実刑判決を下した司法。
どいつもこいつも……

 

 このあたりが典型的なところかな。

・ライブドアの上場廃止 と 日興の上場維持  を比べたり

・どちらも事件が終わったときに 両方を比べたり

するのはわかるのだが、日興の方は、これから検察等が動く可能性はある。だから、 堀江の判決と、今の日興を比べることはおかしい(お前らは未来のことがわかる神か?)。その辺を混同して論じているところに、 堀江教信者の必死さと焦りが透けて見える。

>裁判所は金もらってるの?そうなんだ。だからタイホされないんだ。

 こういう系も多かったが、堀江の資産は百何十億円。日興は裁判所に二百億以上積んだということか? 日興の関係者が今後起訴される可能性を無視して、何でも「カネ陰謀説」で片づけようとするのも、堀江信者らしい。

 「ライブドアのやったことは違法行為ではない!」という方向での擁護は、あったにせよ、かなり少なかった。裁判まで来ると、 こういう擁護の方がはるかに「実質的な応援」になると私は思う。そして、この私の仮定が正しければ、やはり、人の心はカネだけでは買えないのである。「言葉」や「誠意」など、 カネ以外のモノが大きく影響する世界もあるということだ。ま、これで冒頭の「皮肉」に戻っていくわけだが。

>八つ当たりで堀江に実刑判決を下した司法。

 こういう発言が、最も「負け犬の遠吠え」度が高い。「判決要旨のここを見ても」などの根拠がない限り、

ああ、こいつらって、自分が納得がいかないことは全て「八つ当たり」レベルの解釈しかできないのだな。

と思われるのが関の山である。まあ確信犯としてやっているのなら、私がこう言う筋合いはない。「信者必死だな」で終わりだ。

 

 

★ 判決の最後に出てきた「障害者ネタ」

 内容は各自調べてほしい。もう、いい加減に、障害者を道具にするのはやめてほしい。はっきり言って反吐が出る。 こんな手紙を裁判長に送った親に、どういう意図があったのだろうか。「障害者を元気づける堀江はすばらしい」という意図だったとすれば、 障害者を、非障害者とは違った特別な存在として見ていることに他ならない。

 こんな言い方をしておこうか。「障害者を元気づけられる人はすばらしい」ということは、「障害者は、 非障害者と比べて元気づけにくい」ということか?傲慢になるのもいい加減にしろ!と、このクソ手紙を送った親に言いたい。

 情状酌量を求めるこういう手紙を裁判長に送るのなら、 元気づけられてた子どもが障害者であるかどうかは全く関係ないはずだ。

 裁判長も、こういう話を「美談」として扱うことの根底に、障害者差別意識があることに気づけよ。

 

 

★ 今後の「民事裁判」の方が怖くないか?

 今後、ライブドア自体からの損害賠償請求や、被害を受けた投資家たちからの裁判など、民事裁判も目白押しとなるだろう。 結果はもちろんわからないが、敗訴が続けば、百数十億円の資産など一気に吹っ飛んでしまうかも知れない。

 そうか、だから保釈金を積むのがイヤだったのか。でも、こういうことを予想していたら、新潮が書いていたように、 未だに家賃200万円の部屋に住んでいるってことはありえないよね。

 やはり、堀江は無罪を心から信じていたのだろうか。刑事裁判で無罪判決が出て、それが民事にも「いい」影響を及ぼすだろうと…… (ry

 

 

★(余談) サディスティック小坂裁判長

 これはけっこう前の新潮ネタだが、宮内元取締役の裁判で、宮内被告が公判中涙を流したときも、

「何なの?その涙の意味は何なの?」

と、きついツッコミをかましていたとのこと。強烈だ。裁判所だよ?理知的に涙の意味を説明できるなら泣かないって。

 私も、演劇で演出をするときにはぜひ言ってみたい。

「何なの?その涙の意味は何なの?」

 

すいません。言ったことあります。 _| ̄|○

 

 

★ まとめ

実刑が出たことより、被告側のあわてぶりの方が3倍驚きだ。

 

★ メモ

この期に及んで、「新時代の旗手としてのホリエモン」って…まだ思ってる人がいたのか。 まあ2chをみてもうじゃうじゃいるのは当たり前か。

 

 

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2007-03-16

堀江社長は何にがんばっていたのか

 いよいよ今日3月16日、堀江貴文を被告人としたライブドア事件の東京地裁での判決(まあ一審判決と言うべきなのか)が下される。 事件の概要を知るには、読売のこちらがとても便利。

基礎からわかるライブドア事件(読売 06.02.14)

 wikiではこちら。

ライブドア事件

 JNN系列で数日前に堀江被告の独占インタビューを行ったようだが、朝日さんでも行っていたようだ。

 

「一生懸命やると捕まる」「茶番捜査だ」 堀江被告語る(朝日 07.03.13)

 

 「一生懸命やると捕まりやすくなる」「対人恐怖症みたいになった」    。16日の東京地裁判決を前にライブドア前社長・堀江貴文被告(34)が、朝日新聞社の取材に応じた。時代の寵児(ちょうじ)   から一転、 刑事被告人となった心境を語った。昨年9月から計27回の公判。元側近との対決、流した涙など、   一つ一つの記憶をよみがえらせた。

 

 ◆〈第27回公判(1月26日)の最終弁論。裁判長に「何か言っておきたいことは」と尋ねられ、前社長は全面無罪を主張。   涙で声を震わせた〉

 

 (あの涙は)いろんな意味で情けないということ。不言実行だったんですけどね。それが、法廷の最後の最後に、   本当は言いたくなかったのに、言わねーと分からないのか、そんなの当たり前じゃんという、それを言っちゃった自分が情けなかった。   本当はやってねーくせに立派なことばっか言っている人っていっぱいいますけど、むかついてしょうがない。   それを言わないと分からない報道機関もむかつくし、そんなものに影響を受けて先入観を持って捜査した捜査機関もむかつく。結局、   茶番じゃねーかよ、みたいな話で。僕はまだ裁判所を信頼しているから、ついついそこまで言ってしまった。

 

 ◆〈第5回公判(9月15日)から、検察側証人のライブドア前取締役・宮内亮治被告(39)が出廷。   前社長の事件への関与を証言した〉

 

 あの人(宮内前取締役)、たぶん違法だと思ってないと思う。だけど認めちゃうんだったら全部もう認めちゃえと。   頭下げたほうがリスクが低いと判断していると思う。僕は、よく分かってないくせに   「僕の責任です」みたいに言っちゃうことが潔いとは思えない。そんないい加減なことでいいのかって。

 

 ◆〈第23回公判(11月17日)で、自社株を売って私欲を満たしたのではと追及する検察官に対し、前社長は   「心がねじ曲がっている。悔い改めた方がいい」〉

 

 今回の捜査はすごく異常。僕は一回も任意聴取されずにいきなり逮捕された。根底に(ライブドアが)   悪の総合商社みたいな先入観が植え付けられていたんだろうなと。特捜部は、   マスコミが作ってきたイメージを頭の中に刷り込まれているなと思ったんですよ。僕は市場のためによくなることを率先してやってきたつもりだった。

 

 ◆〈東京拘置所から保釈された後、ライブドア関係者との接触禁止などの保釈条件が課せられた生活を送った〉

 

 対人恐怖症みたいになっちゃう期間が1、2カ月ぐらいあって。(住居がある)   六本木ヒルズのクリニックにちょっと風邪薬をもらいに行くことも嫌で持ってきてもらったりして。   ライブドアのブログを読むだけでやばいんじゃねーかって思った時期があった。フリーな時間があっても、結局、   前向きなことは何一つできないわけで。

 

 (将来は)宇宙開発とかライフサイエンスとか、本当に好きなことだけやっていこうかなと。でも、一生懸命やると捕まりやすくなるんで。僕みたいな人間、カネ持ってて有名な人間が多少へこむのは、   見ていて気持ちがいいですから。頑張らないのが一番いいんでしょうけど、僕たぶん、頑張っちゃうんで。

 

 ◆〈判決言い渡しは、16日午前10時から東京地裁104号法廷で。検察側の求刑は懲役4年〉

 

 (判決は)答えが出るってこと。のどに詰まっている小骨が抜ける、みたいなもんですよ。もちろん、   きれいな抜け方をするって思ってるし。

 

 <堀江被告の起訴事実> ライブドアの04年9月期の連結決算で、   計上が認められていない自社株の売却収入を売上高に含めるなどの手口で、経常損失が発生していたのに利益が出たように装い、   約53億円の粉飾をした。また関連会社が04年10月に出版社買収を発表した際、虚偽の内容を公表、   関連会社の決算短信で本当は赤字なのに黒字と偽った。検察側は論告で「多数の投資者を欺いた悪質な行為。被告人は不自然・   不合理な弁解に終始し、元部下たちに刑事責任を転嫁しようとしている」と主張した。

 

 1/26の最終意見陳述の要旨はこちら。なんとあの「ライブドア・ニュース」が一番詳しかった。

 

堀江被告の最終意見陳述要旨(ライブドアニュース 07.01.26)

 

── (小坂敏幸裁判長)これで審理を終えるが、最後に裁判所に言っておきたいことはあるか。
 
   はい。ただ今の弁護人の弁論の通り、私は無罪だと確信している。公正に審議をしていただいたと感じている。   厳正な審理をしていただきたい。
 
   そもそも私が強制捜査を受けた時、一部マスコミ、具体的に言えばNHKが午後4時ごろ、LDに強制捜査が入ったと誤報を流した。   その後、3時間後に捜査に入ったのだけれども、入っていない段階で日本を代表するメディアが誤報を流すのは、   報道機関としていいかげん過ぎる。私ではないが、LDの広報が検察庁に問い合わせたら「強制捜査に入る予定はない」と言われた。  
 
   捜査令状で容疑が分かったので、社内調査をして分かったことは証券取引等監視委員会に報告した。社内調査の結果、   疑われるようなことはしていないと私のブログに書いた。伝え聞いたところによると、宮内(亮治)さんや中村(長也)   さんに検察官が怒りまくって「あいつは絶対実刑にしてやる」と怒鳴りまくっていたという。非常に怖いな、と思った。
 
   (涙声になり)10年間、一生懸命、社会のため、会社のため、   株主のためにがんばってきたのに、起訴権を独占している検察庁が『あいつは悪いことをしている』   と何の前触れもなく捜査に入ってきて、有無をいわさず逮捕された。
 
   メールを通じて仕事をすることが多かったので、正確に思い出そうと何度もメールを見せてくれとお願いしたが、   拘置所で開示されたメールは2、3通に過ぎなかった。検察庁は真実を明らかにしようとしているのではなく、   どんなことをしてでも私を主犯に祭り上げて絶対に有罪にしようという検察庁の強い意志を感じた。
 
   昨今の粉飾事件でも、証券取引等監視委員会が事前に調査をし、ヒアリングをしてから捜査に入るのが普通。   それがいきなり強制捜査に入ったら、LDだけでなく市場に大混乱をもたらす。しかも、月曜日に強制捜査に入ったのは、   市場への破壊力を増すためにやったとしか思えない。本当にLD の粉飾を知ってやったのなら、もっと他にやり方があったのではないか。  
 
   検察が本来やることが法の正義を守ることが彼らの使命なら(注:本人の陳述どおり)、今回のやり方はあまりいい方法ではない。   私個人に対する「あいつをとにかく有罪にしてやる」「市場への悪影響もかぶせてしまえ」という意志を感じた。
 
   日本で唯一起訴できる機関がそうだと、安心して商売ができない。警察が捜査して、   検察が起訴するならダブルチェックができるかもしれない。ところが、同じ機関が捜査して起訴するならば、オールマイティーだ。   なんとしてもあいつをつぶすということでは、本当に怖くて目立って商売できない。コソコソやれということなのか。そういうことならば、   新しいことにチャレンジしていくこれからの起業(企業)家が萎縮してしまうのではないか、と感じた。(再び涙ぐむ)
 
   95日間勾留されて正直つらかったが、主張すべきところは主張して、裁きを受けて、(検察は)今後もっと考えて、   熟慮して捜査して起訴してほしいな、と思った。
 
   以上でございます。よろしくお願いいたします。

 

 拘置所での生活が厳しかったのは、率直に気の毒に思う。この裁判で有罪になろうが無罪になろうが、 拘置所が実質的に監獄と同じような状態になっていることとは問題が別である。こういう現状は、被疑者が有罪であることが前提になった、 「被疑者に自白を強要させる」ための、厳しすぎる状況だと思う。

 判決が有罪か無罪になるかは、一昨年の「ニッポン放送買収騒動」より状況がはるかに複雑で細かいので、ここで「無罪/有罪に決まっている」などと言うつもりはない。 私がここで採りあげたいのは、上記の長々とした引用の中で色をつけた、 「堀江は一生懸命がんばってきたから捕まった」のかどうかである(例によって、文脈も重要と考え、 ここまではあえて全文引用した)。

 堀江被告への最後の被告人質問が行われたのは06年11月29日。この中でのやりとりをいくつかピックアップしてみる。 この詳しさたるや、ライブドア・ニュースさまさまである。

 

堀江公判 28日の被告人質問(1)(ライブドアニュース 06.11.29)

 

貸し株への認識
 

── (高井康行弁護士)貸し株については2003年当時、よく分かっていなかったと言っていたが、   株券が物理的に移動すると考えていたのか。
 
   具体的には考えていなかったが、ほふり(証券保管振替機構)に入っていなかった時期もあるし、たぶん移動するのだろうと思っていた。  
 
  ── 議決権は。
 
   調べたわけではないが、移動しないのではないかと考えていた。移動すると株主としての価値がなくなっちゃうから。
 
  ── 貸し株は一般的に消費貸借と考えられるが、知っていたか。
 
   消費貸借という言葉が分からない。法律家じゃないんで。  

  ── 貸した先でどうなるのか、関心はあったか。
 
   あまり関心はなかった。売ったり買ったりするんだろうなー、   というぐらいの認識しかなかった。自分が借りる側なら話は別だが。
 
  ── 株を借りた人がどうやって返すのか、詳しく考えたことはあるか。
 
   詳しく考えたことはなかった。売ったら買って返すんだろうなあ、と。


  ── 貸し株料については。
 
   知識はないがお金を貸しても利息は支払われるから、   金利みたいなものだろうと思っていたが、当時の金利は二束三文だったので、貸し株料も二束三文なのだろうと思っていた。  
 
  ── 熊谷(史人)さんから貸し株料について、具体的な説明を受けたことはなかったか。  
 
   具体的には記憶がない
んですけど。
 
  ── (貸し株料について説明した熊谷被告から堀江被告宛てのメールを読み上げる)当時はこんな説明を受けなければいけない程度の知識しかなかったのか。
 
   そう思う。

 

 

 

(後略)

 

 自社株の値段を上げ、株式交換でM&Aを行い、 投資事業組合をトンネルにして自社株をまた自社に戻し(このページの下の図がややわかりやすい) 、また株式交換でM&Aを行うという「株の循環」でグループの規模をブクブクとふくらませてきたライブドアにとっては、この 「株の循環プロセス」に関しての知識は必須というより、一番の「キモ」とでも言うべき知識であろう。ところがこの「株の循環プロセス」の一つである貸し株についての知識が

>当時はこんな説明を受けなければいけない程度の知識しかなかった

とは、社長でありながら、 自社グループを成長させる基本戦略についてほとんど知識がなかったと言っているのと同じである。

 

 こういう社長を、一般的な意味で、「がんばっている社長」と言うのだろうか?

 

 次に、裁判長からの質問を。

堀江公判 28日の被告人質問(4)(ライブドアニュース 上と同日)

 

小坂裁判長からの質問

 

(前略)

 

── (資料を示す)これは?
 
   M&Aチャレンジャー1号投資事業組合と私の貸株契約書。
 
  ── (資料を示す)これは?
 
   熊谷からのメール。
 
  ── どちらも貸し株については、重要な部分であるよね。
 
   はい。
 
  ── 記憶は再生できないの?
 
   はい。
 
  ── これは客観的事実ですよね。そうすると、裁判長として君の記憶がどこまで信用していいのか判断できない。   この記憶を再生できないと、君の当時の記憶はかなりあいまいなんじゃないの。


   日常業務の記憶の再生は難しい。当時でも印象深いことは覚えていますよ。
 
  ── 宮内・中村は、熊谷が説明したと証言している。
 
   野口さんからされたら覚えているが、熊谷に関しては、   絶対なかったとはいえない。
 
  ── 明々白々の署名メールも記憶の再生ができないんだから、本当はあったのだけれど、再生できないということもあるの?
 
   野口さんに会えば再生できる。B社の件もあったし…

 

(後略)

 

 これも貸株に関する契約という、自社グループを大きくするためにはきわめて重要な部分でありながら、裁判長が言うところの 「客観的事実」を示されても、再生できない記憶がある。そこをしつこくつつかれると、死んだ人間(野口氏) に会えば記憶が再生できるという論法を取る。

 しつこいが、自社グループを大きくするための基本戦略 (それが合法的かどうかは置いておいて)について理解していない社長のことを、世間的には、「がんばっている社長」と言うのだろうか?

 もし言うとすれば、そういう社長は、一体「何」にがんばっていると言うのだろう。株の知識も中途半端でありながら、

>僕は市場のためによくなることを率先してやってきたつもりだった。  (上記、朝日の記事より)

と、滔々と語ることができるのは、一体、何を根拠としてなのだろうか。

 

 代表的な部分を数点挙げたが、堀江被告の「無罪勝ち取り戦略」とは基本的にこれである。肝心なところは 「自分はバカだから理解していませんでした」「全てを覚えていることはできないので、覚えていません」という論法を取ってきた。その一方で、 対マスコミ的には「私はがんばったから生意気だと思われて捕まった」と平気で語ることができる。

 

 こういう姿勢を、これからの裁判でも彼がとり続けるのならば、この一審だけでなく、最終的に彼が無罪になったとしても、それが 「堀江社長がこのプロセスに関与していなかった」という理由で無罪となる限り、それは

「彼が無能だから」

という前提に基づく無罪であり、今後彼が無罪放免となった上で集まる「仲間」とやらは、堀江が「無能」 であることを知った上で集まってくる連中か、堀江が無能であることを理解できないくらい無能な連中しかいないわけで、結局、 こういう姿勢は今後の彼にとって不利益にしかならないとしか、私などには思えない。

 

 裁判が始まったときから思っていたのだが、彼自身の今後を考えるのならば、自分がいかに有能なのかを、 周りにアピールするような作戦を取るべきだったであろう。まさに今回の姿勢の「逆」である。その結果として、 彼が社長としての責任をある程度かぶらざるを得なくなり、仮に彼的には不本意な「有罪」となったとしても、一昨年あれほどウジャウジャ 「わいて」いた、「堀江教信者」の「同情」や「サポート」も、「彼の有能さ」を引力として、より集結させやすかったであろうに。 たとえどちらの戦略でも無能な人間しか集まらないとしても、こちらの方が集まってくる人数は「堀江は有能だ」 という印象を与えた上で集まってくる分だけ、より多いだろうと期待できるだろうに。

 どうせ「無能路線」で突っ走るなら、対マスコミでも「僕はみなさんが思っているほど有能ではありません。 そんな複雑な株の貸し借りなんて、僕にわかるわけないじゃないですか」などと、はっきり言った方が、よほど筋が通った発言だろう、こういう、 「僕はバカなガキ大将だからね~」的な発言を公判で繰り返すくらいなら。

ホリエモン「CEOかっこいいから」(日刊スポーツ 06.11.17)

 

>ライブドア(LD)事件で証券取引法違反罪に問われた前社長堀江貴文被告(34)の第23回公判が17日、東京地裁   (小坂敏幸裁判長)で開かれ、検察側の被告人質問が始まった。堀江被告は最高経営責任者(CEO)   の肩書の意味を聞かれ「はやっていて見た目がいいから。かっこいいからCEOになった」   と述べ「CEOとしてLDを統括した」とする検察側主張を否定した。

 まあこの記事でも、2chでは堀江擁護論が息巻いていたようである。つくづく不思議な現象だ。

 

 

 

283 :名無しさん@七周年:2006/11/19(日) 15:59:57 ID:1Zr/8ovr0

ここまでの公判内容から推測されるのは

主犯:宮内被告

共犯:故野口氏、中村被告、岡本被告

冤罪:堀江被告

 

さて、とりあえず今日の判決で、こういう結果になるだろうか。

 

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 余談だが、未だに「ホリエモン」っていう言い方をしているメディアや政治家って、どうにかならんのかね?多くの政治家は、今でも 「ホリエモン」という言い方をしているな。「堀江前社長」や「堀江貴文」とでも言えば、同姓の「他の堀江さんたち」 とは十分に区別できるのだが。文字数では「ホリエモン」より「堀江貴文」の方が少ないのだから、文字メディアで「ホリエモン」 という言葉づかいをしているのって、イメージ面で堀江を弁護しているだけのように見える。

 

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2006-04-27

堀江被告、保釈へ…10年前を思い出す

 春期講習が忙しくて書いていないうちに、こんなに日数が経ってしまった。まぁこれからもマイペースで書いていくつもりであるが。

堀江被告の保釈認める、保釈金3億・検察は準抗告(読売、4/27)

(引用ここから)

 ライブドアグループの証券取引法違反事件で、東京地裁は26日、同法違反(風説の流布、有価証券報告書の虚偽記載など)の罪で起訴されたライブドア前社長・堀江貴文被告(33)について、保釈を認める決定をした。

 堀江被告は保釈保証金3億円を小切手で納付したが、東京地検は同日、決定を不服として、同地裁に準抗告した。堀江被告は1月23日に逮捕されて以来、東京・小菅の東京拘置所に拘置されている。2月13日に起訴、3月14日に追起訴された後、弁護人が保釈申請したが、いずれも却下され、今月10日、3回目の保釈申請が出ていた。

 堀江被告の公判は迅速化のため公判前整理手続きを適用することが決まっており、検察側は25日に公判で証明する予定の事実を記載した書面を、弁護側はこれに対する意見書を、それぞれ同地裁に提出している。こうした手続きの進行が、保釈決定の際に考慮されたとみられる。同事件で逮捕、起訴されたライブドア前取締役・宮内亮治被告(38)ら4人は、既に保釈されている。

(引用ここまで)

 同じく逮捕された熊谷被告も、保釈反対の準抗告が棄却されて保釈されたので、今回の準抗告も棄却される可能性は高いだろうと私は思っている(3億円の保釈金は彼には安すぎると思うが)。そんなことより、私が興味を持つのは、堀江が保釈された後の彼の行動である。

 堀江は保釈されたら、群がるマスコミを使って情けない自己弁護を繰り返すだろうが、大してリスクを考えもせずにライブドア株に群がったアホルダーと同様に、彼の言葉を盲信するバカな連中がまた息を吹き返すのだろうな。

 そんなバカな連中には、もう10年ほど前になってしまった、オウム事件での「上佑フィーバー」を思い出せと言いたい。一見もっともらしいオウム弁護を繰り返してきた広報部長(当時)上佑史浩(じょうゆう ふみひろ)は、

1 テレビに出続けて、口先だけは軽やかにオウム弁護を繰り返してきたことと、

2 オウムが一連のテロ行為を行っていないことの説明はないがしろにしたまま、警察などの捜査を「オウムに対する攻撃だ」と繰り返し続けたせいで

たったこのふたつのことだけで、熱狂的な追っかけが誕生するまでに至った。そんな彼も、今では信者以外に追っかけはほとんどいないし、オウムが一連のテロ行為を起こしていないと信じている連中は、信者以外はほとんどいない。

 

 所詮「一時的な熱狂」とは、そんなものである。「株価を上げるのが経営者の責任だ」と偉そうにぶち上げた割には、株価を上げる材料がなくなったのか、粉飾決算などを平気で行い、アホルダーを煽り、連結決算高を上げるために、シナジー(相乗効果)がほとんど期待できないような他会社をひたすら買収すると。これほど株主をバカにした経営方針もあるまいに。

 

 これから、彼がしゃべるときは、現在彼(ら)にかかっている嫌疑と、現実に彼らがライブドアという会社から解雇(解任)されていることを忘れるべきではなかろう。

 余談になるが、結局、投機筋を含めても、上場廃止時の株価が一株あたり純資産の半額程度のままだったということが、「株価の適正な価格はわからない」ということの何よりの証拠だろうな。聞きかじり程度の知識で「ここの株は割安だ/割高だ」などとわかったフリをして語ったり投資したりする愚は、己のリスクの範囲内で行うべきであろう。今でも、一株あたりの価格が安いという理由だけで投資教室とやらで子供にライブドア株を買わせていたバカ親の救いようのない頭の悪さを思い出す。

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2006-02-04

堀江を浮き輪にして吉川ひなのが浮上か?

 「ほら穴」カテゴリーにしようかどうか迷ったが…。あとで整理するときのことを考え、こちらに入れておく。

 

 今週のフジ「ごきげんよう」に吉川ひなのが出ていたなーと思っていたら、今日の日テレ「メレンゲの気持ち」にも出ていた。この人って、どっかのビジュアル系バンドのニセオカマと別れたあと、ほとんどメディアには出ていたなかったのでは?というより、仕事がなかったのでは?

 

 スケジュールを押さえ、収録し、編集することを考えると、もしや、堀江と吉川がくっつくことを見込んで、これらの番組で堀江とのラブラブ体験でも語らせようとしていたということか?堀江逮捕が1/23だったから、急遽代わりのゲストを手配するわけにもいかず、そのまま「ただの芸能人」として吉川を使い回そうとして、今週のオンエアに至ったと。まあ案の定、堀江の「ほ」の字も出ないようなトーク内容であったが。

 

 まあ、電車の釣り広告にも、「本来なら強制捜査の次の日(1/17)に交際(だか婚約だか)発表のはずだった!」的な見出しがあった。それ以前にも、堀江と吉川が一緒にどこかで正月を過ごしたとか何とかいう芸能記事もあったので、そのあたりをテレビ局があらかじめつかんでおいて、この時期のスケジュールを押さえておいたのだろうな。その結果としての最近の「出まくり現象」ということであれば、十分に納得がいく。

 

 とすれば、堀江と噂があったせいで仕事が増えたのだから、吉川は堀江が逮捕されたかどうかに関係なく、堀江を「見えない浮き輪」にして浮上することに成功したわけだ。問題は、この浮き輪がすでにはじけ飛んでいる以上(笑)、はじけ飛んだ浮き輪と共に再び沈むのか、浮き輪がなくてもこれからは泳ぎ続けることができるのかということだ。

 

 この二つの番組では、相も変わらずコメントに困るような言動が多かったな。今日は、耳の後ろのにおいをかいで、その人の性格を占う「耳の後ろのニオイ占い」なる特技を披露していた。そういう特技自体にあきれたり、さげすんだりするつもりは全くない。芸とはそういうものであるからだ(芸を見下しているわけじゃない。芸とは「なんでもあり」だと主張しているつもり)。ただ、そういう特技を披露する前に、

 

「私、耳の後ろのニオイ研究家なんです」

 

などと、自信満々に語るところがとにもかくにも閉口である。こういうニオイならこういう性格とか、分類なりなんなり、「研究」と呼べることは何かしてきたのであろうか。そういう裏付けもなしに「研究家」などという言葉を臆面もなく使えるところに、この自称芸能人のせつないくらいの薄っぺらさを痛感した。この言葉の薄さ、まるで堀江ではないか。自分の基準で言葉の意味をいい加減にすり替える所など、堀江信者のバカブログと同じくらい薄っぺらいではないか(苦笑)。

 

  まぁ、一時的にせよ、堀江に信者がたくさんついたように、こういうキャラにもファンがたくさんつけば、彼女もこれを機会に再浮上できるのだろうな。あびる優や菊間アナウンサーのように、この業界は一寸先は闇である。闇に落ちないことを祈っておこう。

 

 

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2006-02-03

ライブドア株 上がっても96円止まり

 まずは今日の記事から。



日経平均は50円安 ライブドア株は5営業日ぶり反発(朝日 06.02.03)



(引用ここから)




 3日の東京株式市場は、前日の米国市場の下落や最近の急ピッチでの株価上昇への警戒感から反落した。上場廃止の懸念から急落していたライブドア株(東証マザーズ上場)は、前日比11円高い96円と5営業日ぶりに反発した。


 東証1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)の終値は、前日比3.06ポイント低い1707.96。日経平均株価は同50円91銭安い1万6659円64銭。出来高は21億2000万株だった。


 ライブドア株は前日まで4営業日で4割近く値を下げており、「割安感が出てきて再び買われた」(大手証券)と見られる。ライブドアマーケティング(東証マザーズ上場)は14営業日ぶりに取引時間中に売買が成立し、前日の終値より99円安い551円で取引を終えた。



(引用ここまで)



 ヤフーファイナンスの出来高グラフを見ても、最初にドカンと売買が成立したあとは、金魚のフンのように細々とした商いが続くだけだ。上記引用記事の「割安感が出てきて」の根拠も、あるのかどうかが大変気になる。


 3ヶ月スパンでの株価推移グラフを見てみると、



チャート



 100円近くまでドカンと下がったあとは、100円前後での小競り合いを繰り返している。しかし、今日上がったからそう見えるだけで、来週になってもしまた下落基調になると、いよいよ株価は50円をにらんだ動きになっていくだろうという見方もできる。


 さらに、出来高が日々細くなっていくところから、「様子見のホルダー」がある程度いるのかも知れない。しかしこれは、東証によって取引時間が1時間に短縮されたり、TBをいただいたこちらのブログ様のご指摘のように、東証によってライブドア株だけは代金を即日決済するようなシステムに変えられた影響もあろう。しかし、各社報道によると、「割安感からマネーゲームの対象となりそうな気配(読売06.02.02朝刊)」とあるように、ライブドア本体のファンダメンタルズ(経済の基礎的な要因)を考えない取引がこれからしばらくは中心となるであろうということが、ライブドアの株価がこれからしばらくは読みづらいことの大きな背景になると思う。



 つまり、


・トレーダーの多くが、ライブドアグループの基本的な「商売のしかた」を冷静に把握しようとしていない


と、


・粉飾会計の疑いが、経営者が変わっても全く晴れない



この二点が、ライブドア株価をきわめて不安定にさせている要因だということだ。



 (素人なので当たり前だが)私も、底値がいくらになるのかさっぱりわからない。ただ、「信者」が全く買い支えしようとはしていないことだけはしっかり伝わってくる。


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2006-02-02

ライブドア株 100円を切ってもう2日

(株)ライブドア (マザーズ4753)


06.02.01 終値 94円  


06.02.02 終値 85円  前日比 9円安



 前もこの記事で指摘したように、一株当たりの資産が、ライブドア発表を信じるならばであるが184.54円である。実際の株価も、180円を下回った頃からストップ安にはならなくなったが、それでも、堀江が逮捕されて以来、始値よりも終値の方が高かった(=一日を終えたとき、株価が上がった)日は、確か1日だけである。その日以外は、ダラダラと株価は下落を続け、現在


一株85円


である。


 これに伴い時価総額も一気にしぼんだ。昨年の12月、株価が最も高かった頃は一株800円弱だから、一株80円を切ると「会社の時価総額が1/10にしぼんだ」と言われるようになる。これは、社員のプライドが潰れるとか、ライブドアに大金をつぎ込んでいた投資者がヒーヒー言うというだけでなく、


ライブドアグループ自体が丸ごと買収される


危険性が現実のものとなりつつあるということでもある。


 現在のライブドアの筆頭株主は堀江で、全株の12%持っている。次は確かフジテレビで、11%程度のはずである。したがって、さしあたって


・12+11%=23%程度の株を買い占めれば、堀江とフジテレビが束になっても反対できない「筆頭株主」の登場となるし、  = 一株85円では、 205.2億円で可能


・株主総会で、重要案件に拒否権を行使できるようにするためには、全株の1/3以上を保持すればよい。

= 一株85円では、約297億円で可能


・一応、過半数の株を保持するにはいくらかかるかを計算すると…

= 一株85円では、約446億円で可能


という計算となる。(ライブドアの発行株式は約10.5億株である。各自計算されたし。)


昨年ライブドアがニッポン放送株を取得するために用意した現金は800億円であるから、それと比べるといかにこの額が少ないかおわかりであろう。


 ただ、この買い占めがどのくらい実際にありうるのかはともかく、市場の間に、「ライブドア株は誰かによって買い占められるかも知れない」という予想が広がっているのであれば、こんなに株価は下がらないであろう。ライブドアの時価総額を下げないためには、ウソでも思いこみでも何でもいいから、そういう予想が広がってくれた方がライブドアとしては都合がよい。その甘い思いを見事に断ち切った(ように素人には見える)のが、26日に報道された、SBIホールディングスの北岡CEO(覚えてる?ライブドアvsフジサンケイ問題ではホワイトナイトとしてフジサンケイグループの窮地を救った)の談話である。


SBI北尾氏「ライブドアグループ、買収の興味ない」(日経 06.01.26)


(引用ここから)


 SBIホールディングスの北尾吉孝最高経営責任者(CEO)は26日、東京証券取引所で開いた四半期業績開示の席上で、ライブドアグループに対する買収の可能性について「表面的に見た感じでは、買収の対象とするのにほとんど興味のない会社ばかりだ」と述べた。


 ライブドアが昨年、ニッポン放送株買収でフジテレビジョンとの攻防戦を繰り広げた際に、北尾氏はニッポン放送が保有していたフジ株を引き取るなど反ライブドアの立場を鮮明にしていた。


 北尾氏は会見で「ライブドアは粉飾決算の可能性があって、監査法人も信用できない。買収に欠かせない資産査定(デューデリジェンス)ができない」と指摘。「買収した場合、自社の株主から株主代表訴訟を起こされるかもしれない」と強調した。


 ライブドア株については「8000億円もの時価総額が1100億―1200億円まで下がるような企業の株式をなぜ個人が買うのかわからない。危険なものには手を出さない方がいい」と警告していた。


(引用ここまで)


 100円を切ってもライブドア株がじわじわ下がり続けるのは、こういう見解が、意外とボディブローのように「市場関係者」に広まっている証拠であると私は考える。


 特に、ライブドアのファンダメンタルズを自力でそこそこ分析もできずに、ライブドアを「勝ち馬」だと勘違いして我先にライブドア株を買おうとし続けた「アホルダー」が多ければ多いほど、こういう報道の影響は大きく響くだろう。投資先の分析をそこそこ自力で行えるのであれば、こういう報道に振り回されずに「市場の雰囲気」なるものができるのであろうが…どうやらできてなさそうだ。


 連日、テレビでも「ライブドア株のホルダーはいくらで売っている?買っている?」的な企画が繰り返されているが、そこには実によくこういう発言が出てくる。


「100円くらいだと買いだと思うんですよね?」


 おい。今は買いじゃないのか?85円まで下がってるぞ!(笑)


 ライブドアの前重役たちにかかっている嫌疑は、ライブドアの会計にかかわるものであり、会計に対する信用ががた落ちするだけで、一株あたりの資産(184.54円)の半額以下まで株価がダラダラ下がる。


 ライブドアに限らず、「企業会計なんて適当に操作してもよくね?」などと無責任な「堀江擁護論」を今でも展開している大たわけ者たちは、この現状を目によく焼き付けておけ。


 お前らの無責任な発言が、ライブドアの株価をどんどん不安定にしていくんだよ。PJなどは特にな。あぁ、ほとんど誰も見ていないから関係ないのかな。


 さて。明日が今週の最終取引日だから、せいぜい上がることを期待しておこう。こういう連中の見込みがどれくらい正しい(間違っている)かを見るのが最近の低レベルな楽しみである。


 ykimata氏がおっしゃるように、投資と貯蓄は違うのだから(あの佐藤ゆかり「タン」も混同してらっしゃるようだが…)、これを機会に、ただ「勝ち馬の尻に乗る」気分で一人前の投資家ぶるのはやめて、地道に「自分なりの投資哲学(宗教ではなく)」を作ることを始めてはいかがだろうか。それ以前に「今回を学習だと思ってしっかり記憶しておくこと」かな。


 私には先立つものが全然ないので、投資をするとしてもはるか先のこととなるだろう。それまでは、「一労働者」として、「本業」に手を抜くことなくコツコツ働いていこうと思っている。




ykimata氏の記事をリンクさせて頂きます。いつも刺激をありがとうございます。

投資は貯金と違うんぢゃない??自己責任の原則?もっと学習したら


ここで紹介されている記事は大変興味深い。


当ブログ参考記事

「容疑者 堀江貴文」ショックよりも、今日のライブドアの株価に注目!(06.01.24)

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2006-02-01

懐かしいな 去年の大騒ぎ

 久々に去年に書いた堀江批判の記事を見ていると、去年の今頃は、堀江の発言を盲信していた連中がいかに多く、そういう人たちの目がいかに歪んでいたかがよくわかる。

 

 堀江社長の社長日記2/22分にツッコミ(当ブログ 05.02.23)

 

  ここに私のも含め、31個ものコメントが並んでいるが(それでもかなり削除したなぁ)…ここで「堀江マンセー」とか言っていた連中の今の思いはどうなっているのかね。


 今読んでも大いに笑える(というか開いた口がふさがらない)のが、この「山崎」氏のコメントである。


(引用ここから)


こんばんは。 (山崎)2005-02-24 00:17:07

> 堀江社長が同じことを言えば「よく言った!」で、我々一般人が言えば「揚げ足取り」ですか? 

 そう思います。ライブドアがやっているのはビジネスで、政治ではありません。

 堀江さんは社長なだけでなく今やセレブで、僕らがどうこう言う問題なのかな、と思います。そのうち追いつきたいなとも思っています。それにしても今回のこの一連の騒動は非常にスペクタクルで面白いです。プロ野球の時もそうでしたが、彼は才能ありますよ。残念ながらね。

 笑えるのは、フジテレビの日枝社長。彼もまた有能で立派な人なんだろうに、テレビで喋るとそのまま映画の悪役みたいです。

(引用ここまで)


 驚くべきかな、この人は、「堀江の発言は、僕らがどうこう論評すべきものではない」と主張しているということだ。まさに麻原彰晃に絶対的に服従する、マインドコントロールをがっちり受けた末端信者のようである。

 

  しかもこの人、フジテレビの日枝会長を「映画の悪役みたい」と表現し、「笑えること」と述べている。堀江がいかにも「新世代の旗手の象徴」で、日枝会長がいかにも「旧時代の遺物の象徴」であるという認識に、頭の先からつま先までどっぷり浸かっていたのであろう。

 

  これ以外のコメントを読んでも、いかに当時、ネットを徘徊する人々が堀江に盲目的に心酔していたかがよくわかる。

 

  「昔の話を掘り返すな!」と言うなかれ。ネットで無責任な発言をする輩に限って、自分たちの都合が悪くなったり、自分たちの気が変わるとすぐにそういう逃げ口上で逃げるのが常套手段なのだから。違うというのであれば、なぜ今、ライブドア株を買い支えないのだろう。そういう首尾一貫した行動をとり続けていればこそ、「昔の話を掘り返すな!」という言葉に価値が出てくるであろう。行動が首尾一貫していないにもかかわらず、「昔の話を掘り返すな!」などといくら叫ばれても、単なる無責任バカの発言にしか見えない私の方が非常識なのだろうか。

 

  こういうコメント欄に「会社にとって株主がとっても偉いんだ!株主を大切にしろ!」という書き込みを繰り返し、息巻いていた連中は、今回のライブドアの体たらく(ライブドアという会社に違法な会計操作があったと疑われていることが原因である株価の大暴落)について、「株主に対してどう責任取るんだ!」と激しく責任追及はしないのかね。そのあたりもとても知りたいところだ。

 

  他にも、当ブログのカテゴリーで「ライブドア関連」というくくりでまとめられている記事をいろいろ読んで頂ければ、当時の「堀江城の砂上の楼閣ぶり」がよくわかる。


 そういえば、昨日あたりから「中川農水大臣叩き」が始まると、国会での武部幹事長や竹中大臣、小泉首相に対する「お前は堀江を応援しただろ(#゚Д゚) ゴルァ!!」的なバッシングはいきなりなくなったなぁ・・・

 

  所詮、そういうバッシングは、どうでもいいレベルなのか?

 

 だとしたら、そういう「どうでもいい責任追及」を、国民の血税で運営されている国会の場で繰り広げていたということ?

 

  しつこいが、とことん国民をバカにしてるな。「4点セット」などと息巻いている前原ゴ民主党代表も、己のゴミぶりがまったくわかっていないらしい。次の選挙に役立てるために、国会議員のおかしな行動や発言はしっかりアーカイブしていきたい。でも忙しい時期もあるからなぁ…そのあたりが今の悩みである。 ←このあたりは我ながら日記らしいな。

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2006-01-30

まだ武部たちの「責任追及」やってんの?(敬称略)

 マスコミや野党や、そして与党も、国会や日曜の報道2001や今日のTVタックルなどでも、まだしつこく衆議院選で堀江を応援したことの責任追及をやっているが、これで一般国民はスッキリすると本当に思っているのかね?堀江は大嫌いだが(しつこい?(笑))、もう一度この動きがおかしいとはっきり宣言しておこう。

 東京地検が束にならなければ暴けないようなことを、去年の時点で、しかもたかだか自民党のイチ幹事長とイチ大臣に要求することがそもそも根本的に間違っている。


 それとも、堀江が罪人だとわからなくても、「あやしげ」な人間を応援するのは軽率だと?「あやしげ」の基準と根拠は?それとも「あやしげ」などという、根拠もない単なる雰囲気だけを理由に、武部・竹中・小泉を批判していると?国会議員は差別主義者ばかりか?


 自民党が堀江を応援したことを、ライブドアが利用したことで、ライブドアの株価が上がったことを問題視するのであれば、株式会社の社長を選挙に出し、それを応援することそれ自体が問題ということか?その法的根拠は何だ?


 法的根拠もなく、武部や竹中や小泉を、しかも国会で批判するということの重みを、与野党は理解しているのだろうか?それは税金のムダそのものである。


 先週の朝生でも、落ち目真っ盛りの菅直人が張り切って「堀江社長は、去年の選挙前にすでに話をしていたが、当時から十分にいかがわしかったんですよ!」などと、当時から堀江の本性を見抜いていたことを自慢げに語っていたが、いかがわしさを応援しなかった理由にしていることの滑稽さが本気でわかっていないことが笑える。やはりバカ左翼はこの程度か。


 菅直人のバカ左翼ぶりは例えばこちらを。


民主党菅直人議員暴言!
東ブログブルク公国様)


 いつか菅直人が引退するときに、声高らかに叫んであげよう。「あいつのいかがわしさはず?っと昔から知っていたよ!」と。あ、今でもいいのか。十分落ち目だし。


 この問題に関しては、自民党も図に乗って叩いているところが癖が悪い。


 まあ、自民党でこのことを叩いている連中は、この機会に「小泉?武部?竹中」ラインを叩いておきたいのであろう。「次の選挙までは好き放題暴れておこう。どうせ選挙はないんだから」ということかね。次の選挙まで、このことはよ?く覚えておこう。


 亀井静香や平沼赳夫もここぞとばかりに自民党を批判している。亀井は感情で動くゴミに成り下がったのだろうが、平沼赳夫については、保守派の論客として期待していただけに極めて残念だ。


 言いたくはないが、「窮すれば鈍す」かね。


 根拠もなく、「むかつくから」という理由で他者を叩くというのは、子どもたちがやっている「いじめ」と何ら変わりがないということを、国会議員の偉い先生様方や、超高学歴のマスコミの皆様はなぜか全く理解できないのだろう。そりゃいじめ問題もなくならないわな。



参考記事

「道義的責任」に踊るバカども(当ブログ 06.01.26)


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2006-01-28

ライブドア新組織図に見る「反省と誠意のなさ」

 (冒頭の図がでかすぎて申し訳ない。いろいろやってみたが調整が・・・)

  ライブドアの新体制が発表になり、平松庚三(こうぞう)新社長、熊谷史人代表取締役の新体制となった。昨日や今日のニュースでは、平松新社長が呼ばれてインタビューを受けていた。フジテレビとの「トップ会談」でも、「平松新社長が、いかなる形でも、堀江がライブドアに戻ってくることはありえない」と発言したことを、フジテレビの日枝会長が明らかにした。


ライブドア、フジとトップ会談…株継続保有を要請(読売 06.01.28)


(引用ここから)


 ライブドアの平松庚三(こうぞう)社長は27日午後、東京・台場のフジテレビジョン本社を訪れ、フジテレビの日枝久会長、村上光一社長らと約30分間、会談した。


 両社のトップ会談は、16日にライブドアが証券取引法違反事件で強制捜査を受けて以来、初めてだ。


 27日夕、会見した村上社長などによると、平松社長は、前社長の堀江貴文容疑者らの逮捕について「迷惑をおかけしました」と謝罪。そのうえで、「コンプライアンス(法令順守)を大切にしたい。堀江氏のカラーを変えて立て直したい。最善の道を必死で探るので、株主として協力してほしい」と述べ、フジテレビが保有する12・75%のライブドア株の継続保有を含め、再生に向けた協力を要請した。また、平松社長は、グループ企業を切り売りしない意向を表明した。


 堀江容疑者の復帰については「裁判の結果がどうであれ、戻ることはない」と否定した。


 一方、フジ側は、「過去や現時点の財務諸表を持ってきてほしい。それを見ないと決められない」として、虚偽ではない正確な財務資料の再提出を受けたうえで、保有株の扱いなどを最終的に決める考えを示した。


 会談には、ライブドア側が熊谷史人代表取締役と清水幸裕上級副社長、フジテレビ側は飯島一暢総合調整局長がそれぞれ同席した。


(引用ここまで)


 別の報道では、「わたくし平松が社長である限り」という条件をつけていることを報道している点が興味深い。


ライブドア平松社長「堀江容疑者、経営陣への復帰ない」(日経 06.01.27)


(引用ここから)


 ライブドアの平松庚三社長は26日夜、NHKのテレビ番組に出演し、前社長の堀江貴文容疑者について「自分が社長でいる間(経営陣への)復帰はない」と話した。また執行役員社長という自身の立場は「見直すことになるだろう」とし、株主総会の決議を経たうえで取締役に就任する可能性を示唆した。


 企業買収による時価総額重視の経営だったという見方に対しては「金融、ポータル(玄関)サイト、ネットワークというコア(中核)事業がある」とし、中核事業を軸に経営の再建を目指すとした。大株主であるフジテレビジョンの幹部との会談は実現しておらず「伺っておわびすることを最優先したい」とした。


(引用ここまで)


 さて。真実はどっちか。フジvsライブドアの会談という新しいニュースソースは前者の方なので、私としては、前者の「(平松社長が社長のままであるかどうかにかかわらず)堀江は戻ることはない」を信じたい。堀江は未だにライブドアの11%程度の株を持つ大株主であり、そことの調整をどうするのかを聞きたいところであるが。


 さて。ある程度情報が共有できたところで、今日のテーマである。私が提起したいのは、信用を回復したがっている割には、ライブドアの新組織とマスコミへの対応は、あまりにも誠意のないものでなかろうか、ということである。これは、堀江信者を除く一般人にとっては、単なる「反省のなさ」にしか見えないということだ。


 まず始めに、今回の事件に対する社内調査を行っていない(もしくは、終わったことにしている)点である。新体制発表の記者会見の時点から、「検察による捜査のことについては、『捜査中』だから、質問するな」というお達しがマスコミに通達されたことはすでに報道されている。


 「捜査中だから質問するな」というのは、一体どういう論理だろうか。全く理解できない。損害賠償などの金銭的問題を含む民事訴訟などで、裁判に影響を与えかねないという意味で「裁判で係争中なので答えられない」という論理ならわかる。まさに昨年のフジサンケイvsライブドアで繰り返されてきたフレーズである。


 しかし、今回は刑事事件であり、その嫌疑は、ライブドア(グループ)の取引状況に関するウソという、企業としては最重要の部分である。取引状況は会計にも影響するし、ライブドアの会計は株価に重大な影響を与えるという意味でも最重要である。にもかかわらず、記者会見でもテレビでの取材でも、「そのことについては検察に全面協力していますので、検察の捜査結果を待つ」という態度では…社内的には、全く今回の事件の「膿」を出そうとしているとは思えない。


 ということは、このことに関し、先週は社内調査をやったとは私は小耳にはさんだが、堀江や宮内などの影響が及ばない新体制(=堀江や宮内などにもみ消されないような新体制)の下で、改めて社内調査をすることで、「うちの新体制は信用できます」ということをアピールする必要はないと「新体制」が考えているということであるのか。だとしたら、これはライブドアの、顧客をあまりにもバカにした対応であると私などは思う。


 誠意や反省のなさを感じる二点目は、平松社長が、現時点では代表権のない、執行役員としての社長のままだという点だ。平松社長はまだ取締役ではなく、新しい取締役を選出するには株主総会が必要な点は理解しているが、だとすれば、なぜ臨時にでも、現時点での取締役から新社長を選ばないのか。


 現時点での取締役の中から新社長を選び、その下で社内調査を改めて行い、膿みを出し切ることで、「新生ライブドア」であることが初めてアピールできよう。あるいは、平松社長の下で本気で「新生ライブドア」をアピールしたいのであれば、新体制発表の記者会見で、「株主総会を開き、すみやかに平松社長を代表取締役にする」という説明をすべきだろうが、実際には以下のように極めてあいまいなものであった。


「身売りしない」「社名変えない」――ライブドア、新体制で会見(読売 ITメディア 06.01.25)


(引用ここから)


>平松社長に代表権を持たせる案もあったが、それには株主総会を開いて平松社長を取締役にせねばならず、時間がかかり過ぎると判断。現時点で同社の常勤取締役は熊谷氏1人なため、代表権を持つことになったという。


(引用ここまで)


 時間がかかるから?そういう理由で、「これからどうする」という問題には一切答えていない。実に、「これからの姿勢」のわからない答えである。


 さらに、ライブドア自体が発表した新組織図にもそのことが現れている。これをごらん頂こう。


http://finance.livedoor.com/img/ir/4753/news/060124_02.pdf より


(大きいサイズにしたのが、冒頭の図である)


 上の図で、 岡本文人取締役と堀江貴文取締役はすでに辞任している。この図を見てわかるのは、平松新社長が何を提案しようとも、その上の取締役会で代表取締役の熊谷取締役がノーと言えば、何も通らないということである。


 にもかかわらず、マスコミには平松社長ばかり出てきて話す。これでは、平松社長の発言は「取締役会が通れば」という「条件つき」の発言に過ぎない、ということになろう。


 このことに関し、ライブドアは何も説明しない。このままでは、私などは「要するに、外ヅラのいい平松氏を社長に据えて、実権は熊谷氏が握り続けるんじゃないの?」と思わざるを得ないが、みなさんはどう思うだろう。


 そう思われたくなければ、できるだけ速やかに株主総会を開き、平松氏を「代表取締役社長」にすべきである。でなければ、また「信者だけしか支持しないライブドア」に逆戻りであろう。しかもその信者の数をぐっと減らした状態で。堀江がいないライブドアを、どのくらいの人が支持するの?支持する人を増やしたければ、何をしなければならないの?そのあたりを、彼ら新経営陣は冷静に考えなければならないだろう。


 今回のテーマに関して、また笑える「PJオピニオン」が・・・(笑)


敏速な対応に、LDへの信用度がグンと増えた!(PJオピニオン 06.01.25)


(引用ここから)


PJニュース 【01月25日】?前社長、堀江貴文容疑者逮捕から一夜明けライブドアは24日、取締役会が行われ、堀江貴文容疑者が社長を辞任し、グループ傘下で会計ソフトなどの販売を手掛ける「弥生」の社長を兼務している平松庚三執行役員上級副社長が社長に就いたと発表。信用を取り戻すための誠意が見えた。


 同日20時からの記者会見と同時に、堀江前社長に関わるすべてをライブドアのホームページから撤去。敏速な対応が目を引いた。これですべてを精算できたわけではないが、逮捕された元役員らと、「現在」のライブドアは切り離して考えるべきであろう。「現在」は一秒という一瞬であり、その前は「過去」。一秒後は「未来」なのである。


 新しいライブドアを支持する声も多い。ポータルを支える伊地知副社長ブログのトラックバックなどからも、その声は伺える。ほとんどが「頑張ってほしい」との励ましの声だ。その支える声がある限り会社は生き続けていけるのである。そして新ライブドア全社員が一丸となり、立て直そうとする姿勢は間違いなく伝わっている。今後の活躍に期待したい。【了】


【注】この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。

パブリック・ジャーナリスト 渡辺 祐子【神奈川県】


(引用ここまで)


 ・・・これは朝鮮中央通信か? 根拠のない持ち上げ方といい、親玉の体型といいそっくりだが…この渡辺とやらは、言論人の端くれとして、本当に恥ずかしくないのだろうか。なにしろ、上記引用部分で赤線に直した部分の根拠が全くわからない。わかる人がいたら教えてほしい。


一方でこんな「一見もっともなPJ」も…


大手マスコミよ、ライブドア事件を正確に報道せよ! (PJオピニオン 06.01.27)

 

 ライブドア問題に関して、正確に報道する努力が最も足りないのは、何よりこいつらPJだろうが!本当にいっちゃってるのかね?こいつらは。


 

 自分たちの記事に説得力を持たせたければ、まずその「ライブドア批判=みんな『偏り』」というレッテルからどうにかすべきじゃないの?


 PJたちのアホさ加減についてはこちらを。


これで既存のメディアを殺せるの?<ライブドアPJオピニオン(当ブログ06.01.20)

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2006-01-26

「道義的責任」に踊るバカども

 昨日はgooブログがメンテナンス時間に入ったり、ブログライターがいきなり落ちて、記事を保存していたのになぜか丸ごと記事が吹っ飛んでいたりして、投稿できなかった。あぁドタマに来る。


 ライブドアの株価は、昨日ようやくストップ安が止まった。短期的な利益を狙った投資家が買いに走ったというのが一般的な説明のようだが、もしかするとライブドアを買収しようとしているどこぞの機関投資家などが買った可能性もある。さらに、「フジテレビが買収か?」などというニュースも飛び出し、今日はフジテレビに高く買わせようと勝手にもくろむ一般ピーポーが一斉に買いに走るかも知れない。合法の範囲内で好きにやればいいが、大して後先考えずに株を売買して、損したときだけあたかも他人のせいであるかのようにぶつくさ言うのはやめていただきたいものだ。


 ここ数日、自民党の武部幹事長や小泉首相が「道義的責任」とやらでボコボコに叩かれている。小泉首相も、24日夜、初めて「一定の責任を認めた(産経新聞)」とのこと。


衆院選の堀江容疑者支援で首相「責任甘んじて受ける」(産経 06.01.25)


(引用ここから)


 小泉純一郎首相は二十四日夜、昨年の衆院選でライブドア前社長の堀江貴文容疑者を自民党が支援したことについて、「人物調査はなかなか難しい。それを不明と言われれば(批判は)甘んじて受ける。全部責任があるというならば甘んじて受ける」と述べ、自民党総裁として一定の責任を認めた。首相官邸で記者団の質問に答えた。


 その一方で、首相は「(堀江容疑者を)メディアがあれだけ時代の寵児みたいに取り上げたのはどうなのか。メディアが広告塔みたいにした。別に自民党がメディアに取り上げてくださいと頼んだわけじゃない」と、メディア批判を展開。国会で追及姿勢を見せている民主党についても、「民主党も当選した人が、覚醒(かくせい)剤で逮捕されるなど不祥事を起こしている」と批判した。


 事件の再発防止については、「有識者によく検討してもらうべき問題だ」と述べ、今後、有識者会議などで具体策を検討していく考えを示した。


(引用ここまで)


 このいわゆる「道義的責任の追及」に関しては、民主党だけでなく与党の自民党、民社党、新聞で言えば朝日新聞だけでなく産経新聞まで一緒になって騒いでいる。


【主張】代表質問 なぜ「別問題」かの説明を(産経社説 06.01.25)


(引用ここから)


 小泉純一郎首相の施政方針演説などに対する各党の代表質問が衆院に続いて参院でも始まった。


 主な論点は、小泉改革の成果と問題点に絞られている。民主党などは、前日逮捕されたライブドア前社長の堀江貴文容疑者への自民党支援を改革路線の「負の側面」と絡めて追及した。


 これに対し首相は「この件と昨年の衆院選で自民党幹部らが応援したことは別問題だ」と述べた。別問題とはどういう意味なのだろう。


 「稼ぐが勝ち」と言い放った堀江容疑者を持ち上げて選挙を戦ったことと、日本の将来にとって必要な小さな政府を実現するための小泉構造改革とは峻別(しゆんべつ)されねばならない。首相は二十四日夜、「不明だった」と責任を認めたが、さらに説明を尽くしてほしい。小泉改革の真価が問われている。


 民主党も堀江容疑者に出馬要請を試みて実現しなかった経緯がある。「法律で禁止されていなければ何をしてもいい」などと放言した堀江容疑者を時代への挑戦者とした当時の風潮に影響されなかったとはいえまい。道義的責任追及の資格はあるのだろうか。


 神崎武法公明党代表は「構造改革の影ともいうべき歪(ゆが)みが広がっている」と指摘した。確かに社会の格差が拡大しつつあり、小泉構造改革の痛みともいうべき側面があることは否定できない。首相は「小泉改革は弱者切り捨てではない」と述べたが、こうした論議を深め、格差拡大につながらない政策の実現こそが求められている。


 二十三日の衆院代表質問で、首相は、公務員を解雇する「分限免職規定」について「適切に運用することにより、公務の適正、能率的運営の確保に努めていく必要がある」と柔軟に運用する考えを示した。これは民主党の前原誠司代表が「公務員は何をやっても辞めさせられることはない、と世間は考えている」として、そうした事態の見直しのため、分限免職規定の適正化を求めたことに呼応したものだ。


 民主党はこうした「対案路線」から当面は「政府・与党の責任追及路線」に軸足を移すのだという。これまでは反対のための反対という抵抗路線とは一線を画してきた。前原代表は「すべては国民のために行動する」と語ってきたが、この原点を貫いてほしい。


(引用ここまで)


 で、ここで問われている「道義的責任」って、何?


 現時点では、東京地検特捜部が束になって堀江やライブドア重役たちの犯罪を調査している。しかし堀江たちはまだ有罪ではないのだ。裁判はこれからなのだから。私は堀江のことは大嫌いだが、このような事についてうやむやにするつもりもない。


 昨年、堀江を選挙で応援した武部幹事長や竹中金融・財政・経済担当大臣(当時)の「道義的責任」を追及しているバカどもは、「今東京地検特捜部が束にならなきゃ調べられない事柄でも政治家なら、堀江の言動に触れただけですぐにわかるはずだ」とでも言うつもりなのだろうか。


 そうでないとすれば、当時は全くわかり得なかったこと(堀江が現在のように証券取引法違反の嫌疑をかけられていること)であっても、「言動があやしいヤツは選挙で応援するな」ということなのだろうか。それこそただの差別であろう。衆議院の代表質問で、「小泉政権は人権対策が全く足りない!」と息巻いていたのは他ならぬ、民主党の前原代表である。


 「言動があやしいヤツは、後で警察や検察に捕まるかも知れないから応援するな」という発想こそ、民主党の前原が批判した「人権対策の遅れ」、「人権蹂躙」そのものではないか。


 ・・・もしかして、前原は本当のバカなのか?前原だけでなく、自民党内で暴れている加藤紘一や、この機会に小泉?武部?竹中ラインをこわそうとしている与野党内の浅はかな連中は、この程度の理屈で国民が何らかのスッキリ感を味わうであろうと、本気で思っているのだろうか?


 だとすると、今の国会議員は、情けないほど頭の弱い連中であると言わざるを得まい。その頭の弱さたるや、同様の意味不明の責任追及をしている朝日や産経のようだ(笑)。


 朝日あたりは、以前、森総理が日本の実習船がハワイでアメリカの潜水艦に沈没させられた「えひめ丸沈没事件」の際、連絡を受けてもずっとゴルフを続けていたことを叩き続け、その結果森政権を退陣に追い込んだことに味を占めているのだろう。あわよくば、このことをきっかけに、一気に小泉政権も倒してしまおうと。逆に、そう考えなければ、朝日や産経の意味不明の文章が「社説」にまでなっている理由が全くわからないくらいだ。


 本気でそう考えているとしたら… 国民をバカにするのもいい加減にしろや。当時は森政権の支持率が10%?5%という驚くべき低さであったことや、今をときめく加藤紘一による「加藤の乱」などがあったわけで、このネタで与野党やマスコミが叫んでいることに、何一つの生産性も重要性もないのだ。しかも今は重要な「通常国会」中であり、予算案だけでなく、重要法案の審議を一日でも早く始めるべき時期である。


 …そんな重要な時期に、何を意味不明のバカ騒ぎをしているのか。国会議事堂でバカ議員どもがハダカ踊りをしている方がまだ話題性があるという意味で生産的だ。


 小泉首相や武部幹事長、竹中総務相もはっきりと言うべきだ。「予測できないことに対する責任は全くない。今は魔女狩りの時代ではないのだ」と。


 これからは、軽蔑の意味を込めて「ゴ民主党」と呼ばせて頂こう。呼ぶのも汚らわしいが。

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2006-01-24

「容疑者 堀江貴文」ショックよりも、今日のライブドアの株価に注目!

 昨日、意外にも堀江が任意の事情聴取後にダイレクトに逮捕され、「容疑者 堀江貴文」という呼称になった。そんな日なのにかなり忙しいので手短に。


 ライブドアの株に買い手がつかず、そのせいで今日もライブドアの株がストップ安(前日比マイナス80円、256円→176円)になれば、この株価は、本日、一株あたりの資本184.54円を下回る。


 これは、素人目に見ても、危機的な状況だと思う。なぜなら、一株あたりの資本が184.54円ということは、


ライブドアという会社を解散して、ライブドアが持っている資本(資本金や不動産や在庫など)を換金して株主に分配すると、一株あたり184.54円戻ってくる


ということなのだから、一株が184円を下回るということは、


1. そこまでしてライブドアを通して金を得ようとは思わない。


2. この数値自体も信用できない。 ←「決算粉飾疑惑」の重みは、こういう影響となっても現れてくる。


3. 今後予想される「ライブドアに対する損害賠償の請求」も含めると、実質的な一株あたりの資本はもっと低くなるだろう。


4. 上場廃止まで見越して、そんな数値は無意味と判断する。


 いずれかの予想や判断を投資家が行っているということか。あるいは、何も考えずに「今のうちに売ってしまおう」という「アホルダー」が相当割合いるということかも。



 ちなみにこんなニュースも。


ライブドア一転、買収の標的に?資産だけでも魅力的(ヤフーニュース、読売新聞 06.01.23)


(引用ここから)


 堀江容疑者ら経営首脳が逮捕され、経営体制刷新が不可避となったライブドアに対しては、潤沢な現預金や有力グループ会社を狙った買収の動きが水面下で活発化する可能性が高い。 M&A(企業の合併・買収)で成長したライブドアグループ各社は、一転して買収の標的となる可能性がある。


 ライブドアは、昨年のニッポン放送買収合戦でフジテレビから1470億円の資金を得たことから連結ベースで948億円(05年9月末現在)の現金・預金を保有している。一方で、有利子負債は約86億円にとどまる。「資産だけでもかなり魅力的」(外資系証券アナリスト)だという。


 また、グループ内にはネット通販大手のセシールや中古車大手のライブドアオート、ライブドア証券など競争力のある企業を複数抱えており、「2000億円以下ならば買収に手を挙げる企業も出てくる可能性がある」(ネット大手幹部)。すでに外資系の大手ネット企業が同社に関心を寄せているとの観測も出ており、今後はライブドアを巡る買収合戦も過熱しそうだ。


(引用ここまで)


 企業買収などで経営者が変わった場合に、損害賠償請求の対象がどうなるかはまた調べていないのでわからない。私がそういうレベルの「素人」であることをご了承頂いた上で、私が考える、現在のライブドア株のホルダーにとっての最悪のシナリオは、


1. どこかが現金資産を狙い、ライブドアグループの株を大量取得、経営陣交替へ


2. 新経営陣が現金資産を中心に「処分」し、その後すぐにライブドアグループを解散(もしくは大幅に縮小)


3. その新経営陣が、これまたすかさずライブドア株を売却し、トンズラこく。


4. 焦土となったライブドアに向けて、損害賠償請求が多発、たとえ判決が出ても賠償は実行できず、どうにもならなくなる。


 この仮説がそこそこ正しいなら、彼らライブドアを買い取ろうとする人々がいるのなら、彼らのスピードと、周りの少額ホルダーや損害賠償を請求しようとする人々が「これを見越して動くかどうか」が問題だな。そんなわけで、株をやらない私にとっても、ライブドアの株価の推移は重要だ。



 本日の、ライブドア株の終値に注目。

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2006-01-23

オウム信者とライブドア信者

オウム信者とライブドア信者はよく似ている。


どちらも、「魅力」などという曖昧な概念で教祖(社長)を簡単に「信仰」し、


教祖(社長)を一度「信仰の対象」とすると、


どれだけ「教祖(社長)にとって不利なこと」が示されようとも、


それを「信じない」という態度で、全く認めようとしない。


しかし、その一方で、教祖(社長)の言葉に対しては、それがどれだけ曖昧なものであっても、


それらだけは無条件に信じようとする。


★ライブドア 社長日記「朝起きると大量の着信が・・・・ 」(06.01.22) ←重いので注意


(引用ここから)

 昨日夜遅くまで対策会議、およびメールチェック、仕事などを行っていたので、朝おきるのは遅かったのですが、なぜかテレビ朝日のサンデープロジェクトの人が、私の携帯電話番号をどこからか入手してきて、突然、10回以上もテレビに電話で生出演しろと(放送で告知しているからと)半ば脅迫めいた電話をかけてきました・・・・。マスコミって何でもありなんですね・・・。いちいち反論するのも困るくらい捏造記事も相変わらず多いですし・・・。疑いをかけられている(と明確にわかる強制捜査時の捜査令状、これはもらえないしコピーもとらせてもらえないので内容は100%覚えていませんが)件につきましては私は身に覚えがないですし、報道されている件は誰がどこでどう調べたのかもわからないような代物ですので、なんともコメントのしようがありません。現状はこんな状態です。

(引用ここまで)


この記事に対し、信者たちはコメント欄に「ホントマスコミってひどいですね?」の大連呼。


確かに、前半部分はその通りであれば、テレビ朝日の取材のしかたは愚劣であると言えよう。しかし、問題は後半である。


ことはライブドアの多くの株主や、関連企業の業績や信用にも関わることなのに、「身に覚えがない」程度の説明をすぐに信じられるとは…だったらヒューザーの小嶋社長の「私が悪いんじゃない。国が悪いんだ」という説明もすぐに信じてやれよ(笑)。彼を証人喚問しようとした国会議員をボコボコに批判してやれよ。


その、「好きな人の発言だから全部信じる」という発想は、プライベートな恋愛関係だけにしておいてくれ。「社会的な問題」に広げるな。


…こういう連中が、彼らだけで独自の自給自足的社会を作っているのなら好きにすればよいが、ことは「地下鉄サリン事件」や「ライブドアの株価」などの「まわりの非信者にも大いに関わる問題」である。


願わくば、彼らの耳の穴がもう少し大きくならんことを。


合掌




※ 信者ブログの一例(釣りかもな。しかし釣り針だらけだ)

どうしてみんな気付かないの??

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2006-01-22

ライブドア株価、底値をどことみるか、底値はあるのか

 06/01/20(金)時点で、ライブドアの株価の推移をグラフにしたのがこれである。(ヤフーファイナンスより)


★ライブドア 1年スパンの株価推移

チャート

 (上のグラフの青線が株価の推移、下のグラフが取引量の推移)

 去年(05年)の3月から5月は、例の、リーマンブラザース証券に対するMSCB発行(あぁ懐かしい)をやったせいで、一株あたりの価値が薄まった効果が続いていたと私は見る。従って、現在の株価は、2004年6月の株式分割(10分割)以来の最安値を更新中ということになろうか。しかも、現時点では、株を売りたい人が買いたい人を大幅に上回り、「値が付いていない」という状態なのである。


 公式発表によると、一株あたりの資本は184円だから、もしかするとここまでは確実に下がるということなのだろうか。それとも、「この会社は、それ以上の利益を生み出す能力がある」と多くの株主が判断して、それ以上のポイントで反転ないしは落ち着くのだろうか。素人目としても気になるところだ。


 あの雪印も、株価は100円のところで止まった。




★雪印乳業 5年スパンの株価推移

チャート

 しかし、2002年と大きく違う状況は、ネット証券などの爆発的な浸透で、「雰囲気で(薄い根拠で)株を売買する(小口・大口)投資家が増えた」という点だ。彼らの動き次第では、雪印も真っ青の株価変動を引き起こすことは十分にありうるだろう。ライブドア株のホルダーのどれだけを、この投資家が占めているかで、これからの株価の乱高下度合いが変わると私は思うのだがどうだろうか。


 株を売ったり買ったりいろいろやった結果、現状ではこれだけいろいろな組織や企業や部門がくっついている。この価値をどう判断するかだな。皮肉なことだが、堀江たちが「わらしべ長者」的に株式交換によるM&Aを続けてきた結果、「ライブドア」ないしは「ライブドアグループ」の全貌が、少なくとも私のような素人には極めて見えにくくなっているということは、今後の株価の安定にとってはかなりのマイナス要因になるんだろうな。

 

 ライブドアという会社を「素人にもわかりやすい」ものにするために、今後、大幅に業務を整理する可能性すら感じる。ライブドアにとってのかなりのハードランディングなシナリオだが、十分にあり得る展開だろう。

 


 

ライブドア組織図(2006.1現在)


 この中でも、営業利益の3/4以上を占めているのがネット金融業である(ポータルサイトではない!)。このあたりの価値を、株主たちはどう見るのだろうか。そして、そもそもどれだけの株主が、このことを知っているのだろうか。もしや、「トータルで株式の時価総額が上がってるんだからどうでもよくね?」と思っていたとしたら…ライブドアの株価の未来は目も当てられないものになるだろう。なぜなら、「株式が上昇基調だから」「その株を買う」というのは、何らその会社の実体を考慮していない「勝ち馬の尻に乗る株の買い方」だからである。そういう買い方をするヤツは、株価が下落基調になれば、何も考えずに一気に売りに走るだろう。ん?今のライブドアの株価の動きと奇妙にマッチするのは気のせいか?(笑)

 

 教訓:株価の乱高下ぶりを見ることで、その株のホルダーの「浅はかな考え」が透けて見える。

 

 さて、この素人が導き出した教訓は、とんでもない「勘違い」だろうか?

 

 一応、ライブドアが発表した前期の決算についても貼っておく。今ライブドアの株を一斉に売ろうとしている連中は、この決算を信用していないということなのか。それとも、信用した上で、それでも「売るべし」と思っているのだろうか。

 

ライブドア、経常益2.2倍に 05年9月期連結決算 (ライブドアニュース05.11.18より)


 実も蓋もないことを言ってしまえば、もし今回の嫌疑、特に粉飾決算に関する部分が事実ならば、「この決算も信用できるか!」ということになるか。来週のライブドアの株価を見れば推測できるかな。

 

 お、忘れてた。東証が「監理ポスト入り」を匂わせた発言をしているところから、投資家は、近い将来、ライブドア株が上場廃止状態になることを恐れて、できるだけ早く株を売ろうとしているのだろうか。このことによる「株価下落圧力」が、どのくらいなのかも興味深いところだ。それでも、ライブドアの企業価値を認めている人が本当に多ければ、売り圧力は少なくなると思うのだが。特に、「堀江についていきます!」系の信者どもは、短期的には仮に上場廃止になろうとも、長期的には再上場ないしは株の価値上昇を信じて疑わないはずなのだが、問題はどこまで上がると見込んでいるかということか。



 

 そう言えば、ライブドア社長日記に、アホ信者どもの愚劣なメッセージが続いている。こんなのもあった。


>ニッポン放送にライブドアが進出して世間で話題になっていなかったら自分は絶対M&Aを知ることはなかった。海外の企業が日本の企業を買収しようと狙っているって気付かなかった。日本を動かしているような大きな会社がいくつも外国の人のものになっていたら、日本のお金が外に出ていってしまって、年金なんてもらえなくなるし失業手当てはもらえないし国が破綻していたと思う。
ホリエモンは身を削って大事なことをおしえてくれてるよ。事実がわからない人は弱い人だよ。ファンタジーかメルヘンの国に住んで現実逃避してるんだねーそれって病んでない?


 病んでるのはコイツだ。堀江がいなければM&Aを知ることがなかった???単にコイツが勉強不足というだけのこと。「事実がわからない人は弱い人だ」という、こいつの基準に照らせば、こういう「最弱」な人間が「堀江信者」として、あたかも壊れかけた電灯の周りに群がる虫どものように集まっているのだろうな。


 まあ、社長日記のコメントも、時々大量にコメントが削除されているから、堀江信者のコメントばかり残りやすくなるわけだな。ヤフーファイナンスのライブドアの掲示板もみてみるといいだろう。


2/9 追記

上に貼った二つの株価推移グラフは、日を追うごとに更新されるようなのでご注意を。



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2006-01-20

なぜ自殺者が出る?

盲目信者どもやその端くれにしか見えないPJたちが繰り返す、


「大して大きくもないことを、『ライブドア憎し』の連中がここぞとばかりに叩きまくる」 という図式がもし正しいなら、


 なぜ、「大して大きくもないこと」について「疑われるかも知れない人物」の中に自殺者が出るんだ?大して大きくもないことについて疑われていても、死ぬことまでは考えないよな? 誰か教えてくれ。


エイチ・エス証券副社長?沖縄で男性の遺体発見(読売 06/01/19)


(引用ここから)


  ライブドアのグループ会社社長も務めたエイチ・エス証券副社長(38)とみられる男性の遺体が沖縄県内で発見されたことが18日、分かった。

  沖縄県警で身元の確認を急いでいる。

  同副社長は証券会社を経て2000年、「オン・ザ・エッヂ」(現ライブドア)に入社。同社の東証マザーズへの上場準備に携わった。その後、グループ会社の社長を経て、02年6月に同社を退社、エイチ・エス証券に入社した。


(引用ここまで)


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これで既存のメディアを殺せるの?<ライブドアPJオピニオン

 記事にするのもアホくさいのだが、そのアホくささをアーカイブする(=書庫に入れ、整理する)という程度の価値だけはあるのかもしれない。それが今回の記事と、ライブドアPJ(パブリック・ジャーナリスト)オピニオンの質の低さについてである。

ライブドア PJオピニオン


 PJ(パブリック・ジャーナリスト)とは、ライブドアが独自に執筆契約している「市民記者」のことである。募集ページをみると、このように実に高邁なことが書かれている。


(引用ここから・赤字は筆者による)

 livedoor ニュースでは、日本社会が抱える様々な問題をテーマに、皆様からニュースやオピニオンを募り、採用させていただいた原稿をウェブ上に掲載してまいります。
 皆様が日々の暮らしや仕事の中で感じた政治や社会に対する疑問や意見を取り上げることで、これまで日本では手付かずだったパブリック・ジャーナリズムの道を切り開いてまいります。
 日本社会は高度成長期を経て世界の経済大国の仲間入りを果たしました。しかし、国民一人ひとりの豊かさへの実感はいまなお不十分です。一体それは何が問題なのでしょうか。そこで、livedoor ニュースでは、インターネットを活用したパブリック・ジャーナリストシステムを構築、それを通して生活の現場、仕事の現場から寄せられた生の声をお届けすることで、豊かさを感じさせない日本社会の問題点に光を当て、それらを一つひとつ解決に導いていく一助になりたいと考えています。
 つきましては、これからの時代をよりよいものにしていくためにも、我こそはパブリック・ジャーナリストとして物申したいという方を募集いたします。詳しくは募集要綱をご覧下さい。
 日本社会、そして国民一人ひとりが進むべき道はどこにあるのか──。その道標になるような言論のフォーラムづくりがいよいよ始まります。

(引用ここまで)


 まぁしかし、ライブドアの実際の狙いは、マスコミでもよく採りあげられた江川紹子氏の以下のHPにある、堀江と江川氏との対談に表れている。


「新聞・テレビを殺します」 ?ライブドアのメディア戦略(江川紹子ジャーナル様 より)


 詳しくはぜひリンク先をじっくり読んで頂きたいのだが、私なりに「堀江の作りたいメディアと、既存のメディアのこれから」をまとめると、このようなものだ。

 従来の新聞やテレビなどの「メディア」は、「志」という名目で、人気のないニュースをわざとクローズアップしたり、人気のあるニュースでもあえて隠そうとしたりしているが、それこそが読み手を軽視した「思い上がり」である。メディアが行うべきことは、読み手と書き手をマッチングさせるだけであるべきで、人気のあるニュースは大きく扱い、人気のないニュースは小さく扱う。それで十分である。これで既存のメディアは、こちらの方針に負けて、淘汰されるようになるだろう。


 さらに、既存のメディアが信用されている理由としては、


「紙(=新聞)を出してりゃ、みんな信用しますよ。そんなもんですよ。」


 ぐらいしか挙げていない。つまり、堀江はメディアについては「読者が読みたがっている情報に、書き手がうまくマッチングさせれば、それだけで既存のメディアは打ち負かせる(あるいは、既存のメディアは自然に死んでいく)」と思っていることが予想できる。


 どちらの情報も隠されたものではないから、両者の矛盾をここでつついたりするつもりはない。むしろ、ライブドアは「本音とタテマエがこんなに違うってことをオープンにしているうちって、むしろ信用できるでしょ?」などと開き直るきらいがあるくらいである。ライブドアのPJになりたがる人は、上に挙げた基準や目標の、両方の共通項を満たせるような記事を書こうとするのであろう。すなわち、

 読者が読みたがるような、そしてその結果既存のメディアを殺せる(淘汰できる)ような記事を書く


 ということである。とりあえずここまでの議論の運びで、どこか大きくおかしな点はあるだろうか?



 さて。ここまで整理した上での、実際の「PJオピニオン」である。ちょうど昨日ykimata氏からご紹介頂いた


ライブドア家宅捜査とオールドエコノミー的感情論(06.01.17)


であるが、この記事は、果たして「読者が読みたがるような記事」なのだろうか。


(引用ここから)

【PJニュース 01月17日】? 大雪以外、目だったニュースのなかった日本のメディアは、ライブドア家宅捜査の話題に一斉に飛びついた。一般紙からスポーツ紙まで一面はライブドアだ。

 ホリエモンが知人だから、ライブドアPJだから擁護する訳ではないが、すべてのメディアが同じ論調というのがボクにとっては、とても気持ちが悪い…。しかも2年も前の買収問題についてだ。テレビ・メディアの論調も、ライブドアに対してのバッシングが延々と続く。どうも、オールドメディアは、このネットでの新興企業の暴れん坊ぶりが気に入らないようだ。

 復帰したばかりのみのもんた氏のTBS「朝ズバッ!」で、毎日新聞特別編集委員の岸井成格氏は「ある時代の変わり目にはいってきている。六本木ヒルズ族に対する懲罰でしょうね」と言い切る。みのもんた氏は「数百億円の架空の現金があっという間に動く、そんな時代は長くは続かない。汗水流して、日銭を稼ぐ人にとってのお灸ですか?」とコメンテーターに同意を求め、民主党衆議院議員の元NHK解説委員の小宮山洋子氏は「見せしめという人もいますが、一定のルールは必要。ヒルズ族が持ち上げられることへの警告でしょう」と語った。

 ヒルズ族が錬金術を通じて儲けていることを快く思っていないところは、さらに悲観的でネガティブな意見を見せる。

 さらに地検の捜査を受けたことから、経団連の入会見直しから、フジテレビの提携見直しまで、自民党の実質的刺客立候補の功績まで見直されそうな雰囲気だ。気の早いフジテレビでは、すでに「ライブドア事件」と、もう事件化している(笑)。八方ふさがりのライブドアのように報道されるが、意外にそうではないとボクは考える。

 ライブドアの取引違反の嫌疑がかけられているだけで、まだ調査中でありながらも、不明朗な錬金術や、法律スレスレの行為、ひいては100分割によって個人投資家の射幸心をあおり、証券システムに必要以上の負荷を与えているという言いがかりまでつけられている。それらは今回の捜査にはまったく筋の違う話だ。これらを一緒にして、「だから、いわんこっちゃない」的な報道こそ、合理的根拠のない「風説の流布」ではないだろうか?…?

 もし証券取引法違反で、立件が成立した場合、ライブドアはどうなるのか?実際の罰則は、いったいいくらなのだろうか?証券取引法158条では、懲役5年以下または罰金500万円以下で、法人の場合は罰金5億円以下である。

 普通の会社で5億円はびっくりする巨額であるが、現在のライブドアの資産価値から見れば、罰金がライブドアを窮地に追い込む要素にはなりえない(決して違反を奨励しているわけではない)。むしろ罰金よりも、社会的イメージ、企業イメージのほうがはるかにライブドアでは重要であろう。 シリコンバレーの梅田望夫さんが提唱する、ネット新時代に対応するための7原則と比較してみると…ライブドア社はどれにも当てはまりそうだ。…?


1.アナロジーで考えてはいけない

2.「ムーアの法則」を信じ、「おっちょこちょい」であれ

3.Only the Paranoid Survive(アンディ・グローブを思いだそう)

4.「時間の使い方の優先順位」を変えないと何も変わらない

5.新しい現象に対し、「古い感覚を総動員した理論武装」で戦うな

6.若い人に教わることを忌避するな

7.Never Too Late (決して参入は遅すぎることがない)


 反対に、報道メディアの体質は、ネット時代に対応できない代表として、このように対極に存在するだろう。


1.企業は、今までの、過去の習慣にもとづいて判断している。

2.18カ月で2倍速になり価格が下がるIT業界の法則もすでに40年間維持されている事実をまったく理解していない。

3.いつも自社が潰れないかという危機感を持っていない。

4.優先順位はずっと今までと同じ

5.古い感覚の理論武装のまま

6.若いやつはつぶせ!礼儀を守れ!

7.もうチャンスは終わった。


 ネット時代の先端企業が直面した今回の問題は、日本のネット産業とオールドエコノミーとの確執的な問題点としか思えない。…?ネット産業の急激な変化は、やはりそのスピードに対応できないオールドエコノミーの最後のあえぎ声であり、ねたみの感情的な言いがかりであるような気がしてならない。

 「儲かるためには手段を選ばない」というライブドア社の事業性を賛成する必要はないが(目立ちながら、儲けるというユニークな視点は絶賛したい)、たかがライブドアくらいの社会の甘さを活用して利益を上げる企業にふりまわされる日本の証券制度や法制度の方が時代遅れだと感じて仕方がない。【了】

パブリック・ジャーナリスト 神田敏晶【東京都】

(引用ここまで)


 このような文章を長く読ませてしまって大変申し訳ないが、代表的ポイントとして上記の赤字箇所の3点にツッコミを入れさせて頂く。


 まずは?について。?の段落の主旨は、「ライブドアに対して、今回の嫌疑以外にも余計な批判がマスコミによって加えられているが、それこそ『風説の流布』だ」というものと思われるが、この論法は、「マスコミが余計なライブドア叩きをやっているのだから、ライブドアに悪い点は何もない」という、全く理解不能な論法であることに、この執筆者は気づいているのだろうか。


 違うというのであれば、なぜこの執筆者は「今回の嫌疑自体」がどのくらい「株式上場企業に対する信用そのものを破壊しかねない」ものかについて、まったく言及しないのだろう。この段落の後は、ひたすら「ライブドアの堀江=先進的な経営者=ニューエコノミーの旗手」 vs 「マスコミや検察=オールドエコノミーの残りカス」的なイメージ刷り込みの繰り返しである。


 私以上にかなり頭が悪い人間は、「堀江やライブドアが100%悪いわけではない」ということと「堀江やライブドアは全く悪くない」の区別ができない傾向があるが、まさかこの執筆者もそのレベルなのか?だとすると、ライブドアのPJの質の悪さにはご同情と心からの軽蔑を申し上げるばかりだが、そうでないならば、執筆者の、彼自身が批判している既存のマスコミに負けるとも劣らない「歪んだ目」で、ただただ無理矢理ライブドアを擁護しているということになろうか。


 次に?についてだが、ここには根拠が全く書かれていない。根拠も書かずに「当てはまりそうだ」と書けば、自分の主張は相手に伝わるとでもこの執筆者は本気で思っているのだろうか?さらに、仮にここに根拠が書かれていたとしても、ここでライブドアが梅田某氏の基準に合致しているからと言って、今回の証券取引法違反の嫌疑に対して、何かポジティブな結論を導きうるのであろうか。


 最後に、?についてだが、あまりにも面白いのでもう一度貼っておく。


ネット時代の先端企業が直面した今回の問題は、日本のネット産業とオールドエコノミーとの確執的な問題点としか思えない。…?


 えーと、証券取引法違反が、「ネット産業とオールドエコノミーの確執的な問題点」と言い換えられるのは…どのように? …なぜ? パブリック・ジャーナリストであれば、ジャーナリストのはしくれなのだから、私のような、雰囲気だけでは全く納得しない人間でも、ある程度は理解できるように書いて頂きたいものである。


 ・・・と、できるだけ丁寧に検討して(ほじくり返して)きたが、これらを総合すると、要するに、この執筆者は、いい加減なことを書いて、ライブドアや堀江を結果的に擁護できればそれでよい、という基準でこの記事を書いたとしか思えないのだ。そこには「パブリック」という概念もなければ「ジャーナリスト」に対する自分なりの基準も全く見えない。


 そんなわけで、他の「PJオピニオン」についても、リンク先をたどってぜひいくつか読んでみて頂きたい。この「オピニオン」のびっくり仰天な劣悪さは、何もこの記事に限ったことではないことがおわかりだろう。特に今回の「ライブドア事件(笑)」に関しては、1,2つを除き、全てが「無理矢理堀江マンセー!」という結論ありきの記事だから。


 堀江さんよ、この程度のオピニオンが、何兆記事溜まれば、既存のメディアを殺せるのかね?遅くとも、その日は、我々が生きてるうちにはやって来るんだろうね?

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2006-01-19

通称「ライブドアショック」でショックなのは…

 カゼ引いて体中が痛い。夜も眠れない…(ToT) 今日の仕事は地獄だった…。インフルエンザじゃなかったのが幸いだ。

 

 世間では「ライブドアショック」とのことで、当ブログでも、以前書いた記事への参照数が増えた。去年の記事と知ってがっくり来るんだろうなぁ(苦笑)。いい機会なので、以前にライブドア関係について書いた記事を新カテゴリー「ライブドア関連」に入れ直した。48件か。なかなかたくさん書いたものだ。

 

 再びニュースなどでも脚光をあびているライブドア社長日記でも、昨年と同様に、株価などの外見的情報がどれだけライブドアにとって「危機的」であろうとも、

 

「堀江がんばれ!」

「いつまでも信じています!」

 

系の「傷口舐め合い系」もしくは「現実無視系」のコメントがメインとなっている。2006年1月17日の、

 

(引用ここから)

出張していた宮内が帰ってきました。辞任を示唆なんて報道がありましたが、話したのですが、現時点でそのような考えはないそうです。

そのほかは各事業部ともに通常営業を実施しております。ライブドアポータルサービスは今後どのような事態が起ころうとも、問題なく継続できる見込みが立っておりますので、ご安心ください。各事業部の事業も同様です。風評で一時的に営業活動が停滞する恐れはありますが、営業マンも気合を入れてがんばっております。

(引用ここまで)

 

の記事には、現時点でなんと2300件ものコメントがついている。その大部分は上記のようなものである。1月16日の日記でも、

 

>本当、いろんな意味で涙が出てきました。株主の皆様およびこのブログを見ていただいている皆様の心配が少しでも減るように、できるだけこまめに状況をアップしていこうと思います。これと通常業務をこなしていくことが、今私にできる最大のことだと思っています。今後ともよろしくおねがいします。

 

 などという、「ホロリと来ました。ありがとう!」系の、現実から目を離した幼児的な言動で、「堀江と(意味もわからず)応援している盲目信者どもの宗教ワールド」が展開されている。

 

 昨日東証のシステムが止まったのは、単に東証のスペックが現実に合っていなかったのが原因だから、このことまでを堀江のせいにするつもりはない。しかし、ライブドアに強制捜査が入ってからこの二日間、ライブドアに限らず、IT系を始めとする多くの企業の株価の全面安を引き起こしている背景として、

 

「ライブドアと似たようなこと(違法な会計操作による、実体を上回る株価の演出)は、他の多くの会社もやってるんじゃないの?」

 

という「見込み」が、株式市場にいきなり蔓延したことの責任は、今後の事実究明の展開次第では堀江に大きくのしかかって来るであろう(現時点では「容疑」ということなので、行き過ぎた表現は避ける)。

 

 

 しかし、応援系のコメントを読んでいて解せないことが一つある。それは、

 

「出る杭は打たれるものだ!負けるな!」

 

という主旨のコメントについてである。新聞やテレビを少しでも見れば、今回の一件は単に「出る杭は打たれる」というレベルのものではなく、証券取引法などの、明確な違法行為の容疑で捜査が入っている。「風説の流布」という罪状に関しても、もし堀江またはライブドアの重役が有罪となるならば、従来この罪に問われた人々は、執行猶予がついていながらも、懲役4年程度のかなり重い判決が降りていることを多くの人は忘れるべきではなかろう。少なくとも、現時点ではそれだけ「重大な」罪状に問われているということである。なぜ先ほど、『「傷口舐め合い系」もしくは「現実無視系」のコメント』という書き方をしたのか御理解いただけるだろうか?

 

 ニッポン放送株取得の際に使った「時間外取引」は、当時の法律では「合法」である。したがって、この点に関して罪人呼ばわりされるのであれば「出る杭は打たれる」と表現するのも納得である。しかし今回は、明確な法令違反に問われていることを、この際はライブドアの信者も少しは考えてみた方がいいだろう。

 

 「他の会社も似たようなことやってるっぽいのに、ライブドアだけなんで?」というコメントには激しく脱力した。現代日本人のモラルハザードも、ここまで来ているのか。。。

 

 

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